Web業界に転職したいと思っている皆さんの中には、まずどんな職種があるのかから把握したい方も多いでしょう。
Web業界にある職種は、大きく分けて以下の14つです。
- Webディレクター
- Webプロデューサー
- Webプランナー
- Webマーケター
- Webデザイナー
- Webエンジニア
- プログラマー
- Webライター
- Webコーダー
- 営業職
- Webオペレーター
- グラフィックデザイナー
- UI/UXデザイナー
- サーバーエンジニア
しかし職種名だけだとどんな仕事内容なのか、年収や求められるスキルがわからないですよね。
そこでこの記事では、Web業界の職種の詳細な情報から、未経験でも転職して活躍する方法について、徹底的に解説していきます。
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目次
Web業界の職種一覧
Web業界にはさまざまな職種があります。
- Webプロデューサー
- プログラマー
- Webオペレーター
- Webコーダー
- Webマーケター
- Webデザイナー
- Webエンジニア
- Webディレクター
- Webライター
- Webプランナー
- 営業職
以上は職種自体の需要が高く、求人が出ていることが多いものです。
Web業界で需要の高い職種を理解して、転職活動を始めるようにしてください。
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Web業界の指揮系の職種
Web業界で指揮系の仕事には以下があります。
- Webディレクター
- Webプロデューサー
- Webプランナー
以上の仕事は、未経験から挑戦することは難しいでしょう。
ある程度のスキルや実績を積んでから任せられる仕事がほとんどです。
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Webディレクター
WebディレクターはWebサイトの構築を行うにあたり、企画設計、運用まで幅広く担当する職種です。
クライアントと打ち合わせを行い、先方の求めているニーズに沿ったサイトを提案・制作していきます。
現場のデザイナーやプログラマー、イラストレーターと連携を取りながら、予算内で納期に間に合う製品を制作していきます。
クオリティを追求しつつ高いコストパフォーマンスが求められるため、プログラミング言語の知識だけではなく、作業工程の管理等のタイムマネジメントスキルも必要な仕事です。
(参考:職業情報提供サイトjobtag)
Webディレクターの年収
Webディレクターの年収は579万円です。
日本の平均年収が461万円であることからみても、平均よりも高い給与がもらえる職種であるといえるでしょう。
ただしプロジェクトの進行度によっては、残業をすることもあるでしょうから、給与が多少前後する可能性があります。
Webディレクターに必要なスキルや実績
- Web系マーケティングの能力
- システム、デザイン、コーディングなどのWeb制作に関わる知識
- スケジュール管理
- プレゼン能力やコミュニケーション能力
- アイデアや発想に関わるクリエイティブスキル
Webディレクターに必要なスキルは、Webサイトの構築に関わる言語知識と、関係各所と連携するコミュニケーション能力です。
Webディレクターはクライアントからの意向を汲んで、ニーズに沿ったサイトの企画を提案する必要があります。
説明する過程でサイトについての知識が求められるので、自分でサイトを制作した経験がある方がいいでしょう。
またクライアントだけではなく、制作現場との連絡も求められます。
そのため相手の意図を汲んで適切にコミュニケーションを取るスキルが必要になります。
Webプロデューサー
WebプロデューサーはWebサイトの企画立案から運用まで、すべてを統括する責任者です。
Webディレクターが現場の統括をするのに対して、プロジェクト全体を見通した管理を担当しますので、現場の知識だけではなくマネジメントスキルも必要です。
自社製品あるいはクライアントからのオーダーに対して、サイトの構築・提案を行っていくことから、Webサイト制作にかかわる知識が一定レベル必要になります。
ただしWebディレクターとWebプロデューサーの間には、明確な違いはないため企業ごとに担当する仕事の範囲が変わるのが現状です。
Webプロデューサーの年収
Webプロデューサーの年収は平均579万円前後です。
Webディレクターと同列視されることもあるため、企業によっては上記の金額よりも高い年収がもらえることもあるでしょう。
年齢や担当する工程によって金額も上昇していきますが、日本の平均年収と同等くらいの金額が稼げるといえるでしょう。
所属する企業を転職で変えることで、より高い年収を獲得できるチャンスが広がるでしょう。
Webプロデューサーに必要なスキルや実績
- Web制作全般の高い知識
- マネジメント能力
- 経営者視点で考えられる戦略思考
- 全体を管理できる広い視野
- プレゼン能力やコミュニケーション能力
Webプロデューサーに求められるのは、大きく分けてマネジメント能力とWeb制作全般の高い知識です。
プロジェクト全体を統括していきますので、Web制作に関する知識がないと現場との意思疎通が難しく、上手く業務を進行できません。
またプロジェクトメンバーを統括し、現場の進捗状況を管理するマネジメントスキルも同様に求められます。
Webディレクターとして経験を積んだのちに、Webプロデューサーとしての道を進むことをおすすめします。
Webプランナー
Webプランナーは、ウェブサイトを制作するときに全体的な企画設計を行います。
Webディレクターよりも細かい部分まで設計に携わる仕事で、クライアントとのコミュニケーションが必須です。
依頼者にあったWebコンテンツを作るために、イメージの発想や提案力が求められるでしょう。
デザインに関する知識や、予算やスケジュール管理なども重要な業務です。
仕事は自分のセンスに頼りきらず、クライアントの希望に沿ったWebサイトを作る必要があります。
提案の場面では、傾聴力や話を分かりやすくまとめる能力が求められる仕事です。
Webプランナーの年収
Webプランナーの年収は350~600万円程度です。
クライアントの意図を汲んで企画を提案するスキルが高いほど、企業からのニーズが高いため、転職を機に年収をあげている人が多いです。
年齢が上がるにつれて経験やスキルも身についてきますので、企業に固執しない働き方ができるのが特徴です。
また性別によっての年収差も少ないため、女性でも稼げる仕事であるといえます。
Webプランナーに必要なスキルや実績
- デザインやコーディングなどWeb制作の知識
- システムへの理解力
- プレゼン能力
- イメージの発想といったクリエイティブな能力
- 提案力
Webプランナーはサイト制作の現場の根幹の企画に携わるため、アイデア力が必要になります。
またアイデアを実現するためにサイトに実装できるかを判断する、Web制作の知識も必要になります。
企画をただ考えるだけではなく、クライアントに提案する工程も担当するのであれば、プレゼン能力や提案力も必要になります。
Web業界|解析系の職種
Web業界の解析系の仕事には、Webマーケターがあります。
売上をあげるためにはデータを読み取る能力や、問題改善スキルが役立つでしょう。
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Webマーケター
Webマーケターは、Webを使ってマーケティングを行う職種です。
自社商品・サービス・Webサイトの知名度を向上させる役割を担います。
一般的なマーケティング職と異なる点はWebを使うことで、Webサイトのアクセス解析や広告運用、SEO対策などが主な仕事内容です。
Web業界では、3年前の技術・情報は「役に立たない」と言われるほど、変動が激しいため、常に最新の情報を仕入れてマーケティングする必要があります。
基本的にWeb業界に属している企業に設けられている職種です。
(参考:職業情報提供サイトjobtag)
Webマーケターの年収
Webマーケターの年収は630万円前後です。
正社員で勤務する割合が高く、男性と女性での年収格差が少ない傾向にあります。
また大手企業だけではなくベンチャー企業での需要も高く、未経験からのスタートでも数年で年収をあげることも可能です。
Webマーケターに必要なスキルや実績
- 数字への理解力
- 論理的思考
- 売り上げにつながる情報を掴むスキル
- 課題分析や問題改善のスキル
Webマーケターはインターネット広告やWebサイトを活用して販路を拡大していきますので、Webマーケティングに関連する知識が必要になります。
またユーザーのニーズに沿ってトライ&エラーが求められますので、論理的思考力も必要な仕事です。
えられた情報を分析して、課題を見つけていく課題発見能力や情報整理能力も求められるため、マルチなスキルが求められるでしょう。
ただしスキルは入社後に身に着けられるものが多く、入職にあたって学歴や資格は特に必要ありません。
Web業界|作業系の職種
Web業界で作業が求められる職種には以下があります。
- Webデザイナー
- Webエンジニア
- プログラマー
- Webライター
- Webコーダー
仕事は主に上流工程の担当者から指示や依頼を受けます。
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Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインを行う職種です。
Webサイトの制作においての配色やレイアウト、フォントの選定など、デザインに関することは全て担当します。
また、Webサイトの使いやすさや見やすさなどを、意識してデザインする必要があります。
Webサイトを運用する目的に沿って、仕事内容を変える必要があるため、企業によってデザイン方法などは異なります。
そして、Webサイトには「流行」があるので、常に最新トレンドを追いかけることが大切です。
(参考:職業情報提供サイトjobtag)
Webデザイナーの年収
Webデザイナーの年収は、480万円です。
平均年齢も38歳程度と、年齢関係なくスキルで年収を伸ばせる可能性があります。
ただし年齢による収入の伸び率は低いため、Webデザイナーのみのキャリアパスだと年収アップは見込みづらいでしょう。
Webデザイナーに必要なスキルや実績
- デザインコーディングなどのWeb制作能力
- 発想やアイディアといったクリエイティブな能力
- コミュニケーション能力
- 提案力
Webデザイナーに必要なスキルは、デザインコーディング等のWeb制作能力です。
またコンテンツのデザインを行うためにPhotoShopやillustratorでのデザインスキルも必要になるでしょう。
また関係各所と連携するためのコミュニケーション能力や、Webマーケティングのスキルもあるとより活躍しやすくなるでしょう。
Webエンジニア
Webエンジニアは、プログラミング言語を用いて、Webサイトのシステムの構築や開発を行う職種です。
Webサイトだけではなく、Webサービスのシステムを構築・開発するケースもあります。
Webエンジニアで活用するプログラミング言語は、 PHP・Java・Ruby・HTMLなどさまざまで、Webサイト・サービスによって異なります。
フロントエンジニアとサーバーサイドエンジニアに作業内容が分かれているのも特徴の一つ。
フロントエンジニアはWebサイトの画面を作る、みなさんが普段見ているサイトを構築する業務を担当します。
一方でサーバーサイドエンジニアは、データベースやシステムの機能を作ることが多く、裏方の保守関連の業務を担当します。
配属先や制作するコンテンツによっても業務内容が異なりますので、制作を担当したい業務から選んでみることをおすすめします。
Webエンジニアの年収
Webエンジニアの収入は平均で549万円です。
日本の平均年収が461万円であることと比較すると、高い年収をかくとくできる職種であるといえるでしょう。
特に関東地方や関西地方での年収が高く、首都圏での需要が高いことがわかります。
(参考:求人ボックス)
Webエンジニアに必要なスキルや実績
- コーディングやシステムなどWeb構築の知識
- 問題解決能力
- 論理的思考
- コミュニケーション能力
Webエンジニアに必要なスキルでもっとも大切なものは、コーディングやシステムなどWeb構築の知識です。
実際にサイトを作成していくにあたり、プログラミング言語を把握していないと業務が進みません。
必要な言語を事前にマスターしておくことをおすすめします。
またバグが発生したときに迅速に解決するために、論理的に考えるスキルも求められます。
プログラマー
プログラマーは、プログラミングを担当する仕事です。
プログラミング言語を使用して、システムやアプリケーションを開発します。
エンジニア職として、幅広い範囲で活躍できるWeb業界の職種です。
エンジニアから仕様書を受け取り、ミスのないようにプログラミングする能力が求められます。
(参考:求人ボックス)
プログラマーの年収
プログラマーの年収は、平均で338万円です。
日本の平均年収が461万円であるのに対して、比較的低い傾向にあるといえるでしょう。
ただし全体の給与幅的には、700万円を稼いでいるプログラマーもいるため、スキルや勤務先によって大きな違いがあることがわかります。
プログラマーに必要なスキルや実績
- プログラミング言語への理解力
- 早く正確にコードを入力する能力
- 論理的思考
- 問題解決能力
- コミュニケーション能力
プログラマーに必要なスキルは、プログラミング言語を理解し使いこなす力です。
業務でプログラミングをしていくには、言語知識がないと対応できません。
また早く正確にコードを入力するスキルも求められるので、タイピング速度と正確なタイピングスキルが求められます。
Webライター
Webライターは、Webサイトに掲載する記事を執筆する職種です。
近年はオウンドメディア(自社のWebメディア)を運用している企業が増えていて、Webライターを正社員として採用することが多くあります。
紙媒体のライターとは異なり、SEOを意識して執筆が必要です。
また、Webマーケティングに関する知識も必要で、ただ単に文章を執筆するだけではありません。
ただし、Webデザイナーやエンジニアのように専門的な知識・スキルは必要としないため、転職難易度は低いです。
Webライターの年収
Webライターの平均年収は382万円です。
日本の平均年収と比較してみると、低い給与であることがわかります。
ただしスキルや実績によっては、Webライターとして年収1000万円を稼いでいるライターもいます。
Webライターに必要なスキルや実績
- SEOスキル
- Webマーケティングに関わる知識
- 記事制作能力
- コミュニケーションスキル
Webライターに必要なスキルとして、記事作成能力が最も重要です。
伝えたいことを文章にして正しく相手に理解してもらう必要がありますので、一般レベル以上の国語力や理解力が求められます。
またSEOに関する知識やWebマーケティングに関わる知識を保有しておくことも大切です。
記事を執筆するときはWebメディアのコンテンツを作成することがメインですから、検索意図やニーズに沿った文章を作成できるスキルがあると強いでしょう。
Webコーダー
Webコーダーは、Webデザイナーのデザインをインターネットに表示する仕事です。
HTMLやCSS、JavaScriptを活用しコーディングを行います。
ソースコードを技術しウェブサイトをブラウザ上に表示させる仕事です。
HTMLコーダーやコーディングスタッフとも呼ばれることがあるでしょう。
Webコーダーに必要なスキルや実績
- HTML5、CSS3など、Web標準言語に関わるスキル
- スクリプト言語の能力
- オフィス系ツールを使用した実績
深い知識が必要なWeb業界の職種
以下のWeb業界の職種は、それぞれの分野で深い知識が必要です。
- 営業職
- Webオペレーター
- DTP・グラフィックデザイナー
- UI/UXデザイナー
- サーバーエンジニア
職種によってはクライアントの対応や、緊急時の出勤などが必要なこともあるでしょう。
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営業職
Web業界の営業職は、自社商品・サービスを売り込む職種です。
一般的な営業職と異なる点は、売り込む商品・サービスが実在しないケースが多いことです。
インターネットを通じてサービスを提供するのがWeb業界なので、架空のものを売り込む必要があり、高度なスキルを必要とします。
また、自社商品・サービスに関する理解を深めることが大切です。
ただし、必要なスキルはコミュニケーション能力やセールス力になるため、転職難易度が低く、未経験者でも転職しやすいです。
Webオペレーター
ウェブオペレーターは、ウェブサイトの運営や管理を担当します。
情報を更新する業務だけでなく、クライアントの対応なども仕事に含まれるでしょう。
企業によってはサイト制作だけでなく、画像編集やコーディングの能力が求められることもあります。
CMSを使った編集やアクセスログの分析経験があれば、転職に有利です。
DTP・グラフィックデザイナー
Desktop Publishing(デスクトップ パブリッシング)を使ったデザインを担当する仕事です。
多くの企業では、デザインの制作から印刷までをひとりで担当することが多いでしょう。
デザイン業務は、DTPソフトウェアを使って行います。
イラストや画像原稿などのレイアウトを完璧に行える能力が必要です。
Adobe InDesignやIllustrator、Photoshopを使いこなすスキルが求められるでしょう。
UI/UXデザイナー
UIデザイナーは、ユーザーがサイトで直接見る・触れる部分を設計するデザイナーです。
一方でUXデザイナーは、UIデザイナーの業務に加えユーザーの体験もデザインする仕事といえます。
内容を分かりやすく公表して体験してもらうことで、企業の利益につなげる仕事といえるでしょう。
デザイン能力だけでなくユーザーの心理を掴むスキルが必要です。
ほかにも、ブランディングやデザインツールを使いこなす能力が求められます。
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアとはサーバーを構築・設計し、問題のないように保守や管理をする仕事です。
構築業務では、サーバースペックや処理能力、台数などを検討する必要があります。
保守業務はさらに幅広い範囲になり、サーバーの監視やセキュリティチェックに対応します。
万が一を考えて、定期的なバックアップ業務も必要ですね。
トラブル発生時は「復旧するまで帰れない」といった厳しい勤務になることもあります。
Web系の仕事でキャリアを積むコツ
Web系の仕事でキャリアや実績を積むコツには以下があります。
- Web業界でのキャリアの目標を明確にする
- 作業系の職種を経験する
- 知識を積んだら上流工程を担当
- キャリアに迷ったら転職エージェントに相談する
成功のためには、目標とするキャリアを見極めましょう。
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Web業界でのキャリアの目標を明確にする
キャリアの目標を明確にしなければ、有利な実績が積めません。
Web業界は、大きな実績があるほど評価されます。
自分はどうなりたいのか5年後や10年後を考えて、業務にあたりましょう。
評価されやすく、キャリアに有利な仕事を優先して進めることも重要です。
作業系の職種を経験する
Web業界は作業系の職種を経験しなければ、大きな仕事は担当できません。
知識がいくらあっても実務経験がなければ、転職や就職も難しいでしょう。
場面によってどのように対応するのか、作業系の仕事でしかわからないこともあります。
作業系の職種を経験してから、高いポジションを目指してください。
知識を積んだら上流工程を担当
幅広い業務に対応できる人材は、Web業界で活躍しやすいです。
上流工程を担当するためには、知識や実績を積む必要があります。
エンジニアを例にすると、プログラマーの実務経験がなければ業務を担当できません。
Webディレクターとして働いた経験がなければ、Webプロデューサーになるのは難しいでしょう。
Web業界は、知識を積んでから上流工程や高いポジションを担当することが基本です。
キャリアに迷ったら転職エージェントに相談する
Web業界のキャリアに迷ったら、転職エージェントに相談しましょう。
自分にあった職種や企業を紹介してもらえます。
転職エージェントには、業界や市場に詳しいコンサルタントが在籍しています。
サポートのプロからアドバイスを受け、自分のキャリアを見つめ直してください。
業界特化型のエージェントを活用し、新しい職場を探すことも重要です。
Web業界の職種で活かせる資格3選
未経験の場合は実績や経験をアピールできないので、資格を取得することが大切です。
資格を取得することで、自分の知識・スキルを簡単に証明できます。
Web業界の職種全般で活かすことができる資格を3つご紹介します。
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Web検定
Web検定とは、Webに関わる全ての人を対象として資格で、試験が4つに分けられています。
それぞれで問われる内容が異なり、希望する職種によって資格を選ぶ必要があります。
Web検定に含まれている資格は、「Webリテラシー試験・Webデザイン試験・Webディレクション試験・Webプロディース試験」です。
Web業界の職種全般で活かせる資格は、Webリテラシーです。
Webに関わる仕事を構成するデザイナー・ディレクター・プロデューサーという主要3職種の最重要知識だけを集めている資格になるため、Web業界への転職では有利に働きます。
ネットマーケティング検定
ネットマーケティング検定とは、インターネットを活用したマーケティング全般の基本スキルや知識を評価する資格です。
「ファシリテート能力・Webに関する知識や技術・ネットマーケティングに関する知識・経営戦略と連動したWebブランディング能力」の4項目から構成されます。
Webマーケターへの転職を考えている方は、取得しておきたい資格になります。
また、Webマーケターと関わることが多い「営業職」でも活かせる資格です。
マイクロソフト認定資格プログラム
マイクロソフト認定資格プログラム(MCP)とは、Microsoft Corporationが実施するマイクロソフト製品に対するスキルと知識を証明する資格です。
マイクロソフト認定資格プログラムは4つのレベルに分けられていて、最も簡単な試験の合格率は70%を超えています。
Web業界ではマイクロソフトの製品を活用する機会が多いため、どの職種で活かせる資格です。
Web業界へ転職するときの注意点
Web業界へ転職するときは、いくつか抑えておきたい注意点があります。
下記の注意点を抑えて、転職したことを後悔しない転職活動を行ってください。
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年齢や勤続年数よりも経験が重要視される
Web業界では、年齢や勤続年数よりも「経験」が重要視されるため、「1つの企業に勤めることで年収が高まる」というケースは少ないです。
転職後でも、豊富な経験と高度なスキルが身に付いていれば、年収を一気に高められる可能性があります。
一般的な企業では、年齢や勤続年数によって年収が決まることが多いため、経験が重要視されることには注意してください。
常に勉強しなくてはいけない
上記でもお伝えしたように、Web業界の職種では常に新しい情報を取り入れる必要があります。
特にWebデザイナー・Webマーケター・Webディレクターでは最新の情報を取り入れることが大切で、常に勉強しなくてはいけません。
他の業界でも常に勉強する必要がありますが、Web業界では「正しい」とされている情報が激しく変動するので、勉強の仕方が異なります。
また、トレンドを抑えることも大切です。
Web業界への転職を考えている方は、一度情報を習得したら終わりではないことを、認識しておく必要があります。
未経験でも転職しやすいWeb業の職種は?
Web業界未経験者でも転職しやすいのは、専門的な知識・スキルを有さない職種です。
転職しやすい職種は下記の通りです。
上記の職種は、求人情報などでも「未経験歓迎!」などと記載されていることが多いです。
ただし、無知な状態で転職を成功させるのは難しく、ある程度の業界知識は身に付ける必要があります。
また、マーケティング職や営業職の経験があると、Web業界未経験でも転職は成功しやすいです。
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技術職は必要な知識・スキルを身に付けると転職できる
Web業界未経験者では、WebエンジニアやWebデザイナーなど技術職への転職は難しいですが、必要な知識・スキルを身に付けると、転職を成功させられます。
Webマーケターや営業職よりも技術職の方が需要が高いので、「未経験でも知識・スキルの身に付いている方は採用したい」と考えている企業が多いです。
身に付いていることを証明できる資格などを取得していると、未経験でも採用してくれる可能性が高まります。
Web業界の技術職へ転職したい方は、働きながら勉強することをおすすめします。
技術職に必要な知識・スキルは専門のスクールなどに通わずに、独学でも習得できます。
Web業界の平均年収を職種ごとに紹介
Web業界の平均年収を職種ごとにまとめました。
厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査をもとに紹介します。
平均年収 | |
Webプロデューサー | 579.8万円 |
プログラマー | 550.2万円 |
Webオペレーター | 534.6万円 |
Webコーダー | 550.2万円 |
Webマーケター | 630.3万円 |
Webデザイナー | 480.6万円 |
Webエンジニア | 550.2万円 |
Webディレクター | 579.8万円 |
Webライター | 630.3万円 |
Webプランナー | 579.8万円 |
営業職 | 654.6万円 |
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Web業界に未経験から転職する3つのコツ
Web業界に未経験から転職するコツは以下があります。
- コードを実際に書く・コードに触れる
- 20代は第二新卒求人やポテンシャル採用を狙う
- エンジニアの集まりに参加して人脈を作る
それぞれのポイントを確認しましょう。
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1.コードを実際に書く・コードに触れる
コードに触れたり書く機会を作れば、Web業界で活躍するための基礎知識が学べるでしょう。
初心者は、CSSやHTMLコードから挑戦してください。
コード学習サイトでは基本的な書き方がチェックできます。
開発プラットフォームのGitHubをつかって他の人が作ったコードを読むのもおすすめです。
言語を勉強したあとは、実際にWebサイトやアプリケーション、デザインを作成してもいいですね。
Web業界の仕事をスムーズに進めるためには、コーディングやプログラミングのスキルを強化しましょう。
2.第二新卒求人やポテンシャル採用を狙う
若年層はWeb業界への転職で、第二新卒向けの求人やポテンシャル採用を狙うと有利です。
入社後にキャリアを形成する条件で、未経験でも応募可の求人が多くあります。
成長性やポテンシャルをアピールして、転職成功につなげてください。
転職活動は早めにはじめるほど有利です。
そのため、若年層である20代のうちに転職活動を進めることをおすすめします。
3.エンジニアの集まりに参加して人脈を作る
エンジニアの勉強会やオンラインサロンに参加し、キャリアにつながる人脈を作りましょう。
実力者の人脈を作れば、仕事に便利な情報がつかみやすくなります。
市場や業界の動向を知るきっかけにもなるので、仕事に関わる人脈作りが非常に重要です。
オンラインコミュニティに参加することで、ためになる交流ができるでしょう。
目標が同じ仲間を作る意味でも、エンジニアの集まりは積極的な参加をおすすめします。
Web業界の基本情報
そもそもWeb業界とは、「インターネットを通じてサービスを提供する会社」が属している業界です。
IT業界の一区分としてWeb業界があり、以下はWeb業界に属している企業です。
- 楽天
- リクルート
- Zホールディングス
- メルカリ など
Web業界は「インターネット業界」と言われることもあり、ネットションピングや、Webサイトを運用している企業はWeb業界に属します。
IT業界には「通信業界・ソフトウェア業界・情報処理サービス業界」など、Web業界以外の業界もあるため、間違えて転職しないように注意してください。
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>>Web業界にはどんなイメージがある?未経験者でも始めやすい職種は?
Web業界の将来性
Web業界は今後も大きな成長性が期待できます。
サービス内容は年々増え続け、スマホの普及で大きく需要が高まりました。
新型コロナ感染症の流行もあり、働き方にWeb業界のシステムを組み込む企業も多いです。
今後の伸びしろは、市場規模からも高いことが分かりますね。
その一方で、Web業界は技術者の人手不足が深刻な状態です。
一人当たりの業務量が多いことで「働きにくい」と感じる人もいることが課題でしょう。
Web業界とIT企業やSIerを比較
Web業界はIT企業やSIerとは異なります。
それぞれの違いをまとめました。
名称 | 特徴 |
Web業界 | インターネットサービスを提供する業界全般 |
IT企業 | コンピューターにかかわる技術を扱う企業
ソフトウェア・ハードウェア・情報処理など |
SIer
(システムインテグレーション) |
クライアントの課題解決のためシステムの受託開発や運用を担当する企業
コンサルティングから設計、開発、運用・保守までを請け負う |
以上のことから、Web業界はIT業界の範囲に含まれることが分かりますね。
Web業界への転職活動で役立つ転職サイト・エージェント
Web業界への転職活動を検討しているのであれば、下記の転職サイト・エージェントを活用してみることをおすすめします。
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>>Webディレクターに強いおすすめ転職サイト・エージェントランキング
レバテックキャリア
レバテックキャリアはエンジニア専門の転職サイト・エージェントです。
IT業界の様々な職種を取り扱っており、Web業界の求人も多数掲載しています。
全体で見て年収600万円以上の求人数を保有しており、専門のキャリアアドバイザーからの転職サポートも受けられます。
未経験でWeb業界に転職するのであれば、一度利用してみてほしいサービスです。
doda
dodaは、求人数が多く未経験から挑戦できるWeb系の情報も多数あります。
求人紹介サービスは3種類に分かれており、自分に合った転職サポートが選べることが魅力です。
エージェントサービスは、未経験からの転職や希望するキャリアについて丁寧なアドバイスが受けられます。
実績やスキルによっては、登録後に企業からオファーが来るスカウトサービスを活用できるでしょう。
登録後はスカウトを待つだけで企業からオファーがもらえるため、効率的に転職活動が進められますね。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトはハイクラスの仕事を目標にできる転職サイトです。
年収800万円以上の求人が多数を占めるので、より良い待遇を考えている人にもオススメです。
実際にWeb・IT業界の仕事を検索したところ、第二新卒の未経験者歓迎求人が多数ありました。
スキルや実績があれば、リクルートダイレクトスカウトを活用したWeb業界への転職も難しくありません。
登録した後にスカウトを待つだけで転職活動ができるため、効率的に動けるでしょう。
Web業界に未経験から転職する疑問を解消Q&A
Web業界に未経験から転職するときの疑問をまとめました。
- Web業界の平均年収は?
- 30代未経験でもWeb業界に転職できる?
- Web業界はIT企業やSIerと違う?
以上の疑問に関わる回答をくわしく紹介します。
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>>Webデザイナーにおすすめ転職サイト・エージェント12選!転職対策や未経験の転職も解説
Web業界の平均年収は?
Web業界の平均年収は約450万円です。
ただし、担当する業務やキャリア、働く人の年代によっても年収は異なります。
給料は企業のビジネスや規模に大きく左右されるため、転職先はよくチェックしましょう。
プロジェクトマネージャーやディレクターなどのポジションは、さらに高い年収が期待できます。
ただし、高い技術やノウハウが必要な職種は、未経験者から挑戦することは難しいので注意が必要です。
30代・未経験でもWeb業界に転職できる?
30代から未経験でWeb業界に転職することは不可能ではありません。
ただし、30代が未経験の職種に挑戦する場合は、社会人としての経験と即戦力になれる技術が必要です。
加えて、転職先と職種の見極めも重要と考えましょう。
Web業界は激務を求められる業務もあるので注意してください。
職種によっては顧客への提案や進捗管理など、コミュニケーションが必須な仕事もあります。
Web業界の職種は専門的な知識・スキルが活きる
この記事ではWeb業界の職種についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
Web業界にはさまざまな職種があり、専門的な知識・スキルを有する職種が多いです。
ただし、未経験でも転職を成功させられる職種はあり、「Webマーケター・Webライター・営業職」は転職しやすい傾向があります。
また、未経験の場合は自分の知識・スキルを証明するために、Web業界に関する資格を取得することが大切です。
上記でお伝えした注意点を抑えて、Web業界への転職を成功させましょう。
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>>Web業界の転職で年齢は重要視される?年齢別に抑えておきたいポイントと注意点を解説