転職を考えている薬剤師の皆さん、どんな転職サイト・エージェントを使うべきか迷ってはいませんか?
せっかく職場環境を変えられるのであれば、良いサービスを利用したいですよね。
しかし薬剤師専門の転職サイト・エージェントの数は非常に多いため、どのサービスが自分に合っているかわからないですよね。
特にダメなサービスを選ぶのは避けたいところでしょう。
そこで今回は薬剤師の皆さん向けに、使わない方が良い転職サイト・エージェントの特徴を徹底的に紹介していきます。
目次
薬剤師が使わない方が良い転職サイト・エージェントの特徴
薬剤師の求人を取り扱っている転職サイト・エージェントは様々ありますが、中には薬剤師の転職活動に向いていないサービスもあります。
薬剤師が使わない方が良い転職サイト・エージェントの特徴は、以下の4つです。
- 複数の職種を取り扱う総合型転職サイト・エージェント
- 希望する事業所の求人が少ない
- コンサルタントによるサポートサービスがない
- 利用者の評判が悪い
以下で理由を解説していきます。
複数の職種を取り扱う総合型転職サイト・エージェント
薬剤師が本格的に転職活動を始めるのであれば、複数の職種を取り扱う総合型転職サイト・エージェントはおすすめしません。
総合型の転職サイト・エージェントは、一般企業の営業職やエンジニアのような専門職の求人を多数保有しています。
複数の職種を同時に取り扱っているので網羅性はあるのですが、薬剤師に特化している求人を探すのは難しいでしょう。
実際に総合型転職サイトdodaで薬剤師の求人の検索をかけたところ、13万件中211件のみが紹介されていました。
調剤薬局の求人は少なく、主に企業薬剤師や研究職、登録販売者向けの求人が掲載されています。
様々な地方の求人の合計結果ですので、多くの求人を比較検討したい方には向きません。
大手企業への薬剤師転職なら利用OK
総合型転職サイト・エージェントは、大手企業とのコネクションも多く保有しています。
薬剤師のみなさんの中で、大手製薬会社やMRとしてキャリアを積んでいきたいと考えている方は、利用に向いているかもしれません。
エージェントサービスを利用すれば、非公開求人を紹介してもらえる可能性もあります。
希望する事業所の求人がない
薬剤師専門の転職サイトの中でも、皆さんの希望している事業所の求人を掲載していない場合は使わない方が良いです。
たとえば病院で薬剤師として働きたいのに、病院薬剤師の求人の取扱いがないサービスを利用しても、意味がないですよね。
転職サイト・エージェントでも、紹介を得意とする事業所の種類は大きく異なります。
基本的にどのサービスも調剤薬局の求人は多く掲載されているものの、病院薬剤師・企業薬剤師・ドラッグストアはサービスごとに得手不得手が変わりますので、注意が必要です。
サイトによっては公開求人のみ検索できるところもありますので、各事業形態ごとに検索をかけてみてください。
コンサルタントによるサポートサービスがない
薬剤師が転職サイト・エージェントを選ぶ時には、コンサルタントによるサポートサービスのないサービスは避けましょう。
「求人だけ検索出来ればいいや」と適当に選んでしまいがちですが、転職のサポートがあるとないとでは大きな違いです。
コンサルタントがつけば、希望条件に合わせて定期的に求人の紹介が受けられます。
また転職先の情報を事前に教えてもらえたり、応募する際の書類の添削、面接指導など非常に幅広い面をサポートしてもらえるのです。
基本的に転職活動は在職中に動き始めますから、一人ですべてをこなそうとすると大きな負担になります。
コンサルタントのサポートのあるサービスを優先的に選ぶようにしましょう。
利用者の評判が悪い
薬剤師が転職サイト・エージェントを利用するときには、利用者の評判や口コミも参考にしてみてください。
せっかくいい求人を紹介しているサービスでも、コンサルタントの対応が悪かったり、電話連絡がしつこく対応が面倒になることもあります。
せっかく時間をかけ転職活動をするのであれば、しっかり対応してくれるサービスのほうがいいですよね。
インターネットでサービスの口コミ・評判を検索してみて、利用者からの声を参考してみてください。
ただしインターネットに掲載されている声の中には、意図的に悪く記載されているものもありますので、注意が必要です。
後悔しない薬剤師転職サイトの選び方
転職で後悔しないためにも、自分に合った薬剤師転職サイトを選びましょう。
どのような薬剤師転職サイトを選べば後悔しないのでしょうか?転職サイト選びで後悔しない方法をご紹介します。
大手人材紹介会社が運営している
大手人材紹介会社が運営している転職サイトは求人数が多く、サービスがしっかりしています。
また、大手企業求人や好待遇求人が集まりやすいのが特徴です。
大手人材紹介会社で培った転職ノウハウがあるので、転職サポート力もしっかりしていますよ。
コンサルタントの数が多いので、1人のコンサルタントが1人1人にかける時間が多く、丁寧に面談や書類添削、面接対策をしてくれるのが魅力ですよ。
薬剤師転職サイトの場合は、マイナビ薬剤師やリクナビ薬剤師が大手人材紹介会社によって運営されています。
求人数、コンサルタントのサポート力が安定しているので、薬剤師の転職サイトで迷ったら、まずは大手人材紹介会社が運営しているサイトに登録するのがおすすめです。
公開求人・非公開求人の数が多い
自分の転職希望条件に合った求人を見つけるためには、多くの求人を扱っている転職サイトに登録すべきです。
求人が多ければ多いほど、理想の転職先を見つけやすくなります。
薬剤師転職サイトでは、どのくらいの数の公開求人や非公開求人があるかを記載しているところが多いので、求人数が多いサイトから登録するのもいいですね。
また、転職サイトでは登録前でも条件に合わせて求人を検索できるので、登録前に求人検索をしてみて、ある程度満足のいく求人数が確保できるサイトに登録するのもいい方法です。
求人数が少なくても、それぞれの転職サイトが独自に保有している好条件の非公開求人というものもあるので、求人数が多いサイトから登録して、その他にも複数のサイトに登録して求人を確認すると様々な求人をチェックすることができます。
担当コンサルタントの対応が丁寧である
担当コンサルタントがしっかりサポートしてくれるかどうかで満足のいく転職ができるかどうかが決まります。
もちろん、すべてを担当コンサルタントに任せるのではなく、自分でも転職希望条件をまとめたり、転職の目的などを考えておく必要はあります。
ですが、やはり重要なのは担当コンサルタントのサポート力です。
希望条件に合った求人の紹介や面接日の設定などの基本的なサポートだけでなく、応募先に合わせた職務履歴書の書き方、面接対策をしっかり行ってくれるかどうかも重要です。
親身になって丁寧に対応してくれるコンサルタントが担当になってくれると、自分では気づかなかった適性を発見でき、いい転職ができることもあります。
反対に、対応が悪いコンサルタントが担当になってしまうと、基本的な転職サポートさえもしっかりしてもらえずに適当な対応をされ、転職活動がうまくいかないだけでなくストレスも溜まってしまいます。
どのような人が担当コンサルタントになるかは、実際に転職サイトに登録してみないとわかりません。
実際に担当コンサルタントに合ってカウンセリングを受けて、「自分のためにしっかりとサポートしてくれる気持ちがなさそうだな」と思ったら、すぐに担当を変えるか、転職サイト自体を変えるのがおすすめです。
転職サイト・エージェントを使わないで転職する方法
薬剤師の中には、転職サイト・エージェントの利用以外の方法で求人を探したいと考えている方もいるでしょう。
転職サイト・エージェントを使わないで転職する方法は、以下の4つです。
- 企業や病院の公式サイトから直接応募
- かかりつけ医の求人張り紙から直接応募
- 知り合いのネットワークでの紹介
- 地域のハローワークからの紹介
以下で詳しく解説していきます。
企業や病院の公式サイトから直接応募
薬剤師が転職サイト・エージェントを利用しないで転職活動をすすめる方法として、企業や病院の公式サイトから直接応募する方法があります。
大手・中小の製薬会社やドラッグストア、病院の中には公式サイトのどこかに求人情報を掲載していることもあります。
募集している期間中で有れば、求人応募ページが公開されていることもあります。
直接応募であれば、担当者と直接やりとりができるので温度感が分かりやすいでしょう。
かかりつけ医の求人張り紙から直接応募
かかりつけ医の求人張り紙から直接応募するのも一つの手です。
薬局や病院によってはエントランス付近に薬剤師募集の張り紙を貼っているところもあります。
かかりつけ医であれば、職場の雰囲気もわかっていますし、働く自分をイメージできるでしょう。
ただしタイミングが悪ければ全く求人募集がされないこともあるので、注意が必要です。
知り合いのネットワークでの紹介
知り合いのネットワークでの紹介を受けるのも、転職サイト・エージェントを介さずに応募する方法です。
薬科大学時代の仲間と頻繁に連絡を取っているのであれば、働いている職場での求人募集がかかっている場合、求人を優先して紹介してもらえる可能性もあります。
知り合いの働いている場所であれば、トラブルが発生することは少ないでしょうし、顔見知りがいる時点で初手から働きやすい環境になるでしょう。
地域のハローワークからの紹介
どうしても地元で働きたい方は、地域のハローワークから求人を紹介してもらう方法もあります。
ハローワークでは地域の求人を多数掲載しているので、中には薬局やドラッグストアの求人があるかもしれません。
ハローワークは利用料もかかりませんし、地域密着型の求人を多数掲載しているので、地元での転職を考えている方におすすめです。
薬剤師が転職サイト・エージェントを利用する4つのメリット
薬剤師は上述した通り、転職サイト・エージェントを利用しなくても転職先が見つかることもあります。
しかし単独での転職活動よりも、サービスを利用した方が非常に効率的です。
薬剤師が転職サイト・エージェントを利用するメリットは、以下の通りです。
- 求人を自分で探す手間が省ける
- いいづらい給与交渉も対応してくれる
- 求人先の企業の情報を教えてくれる
- 転職対策を徹底的に実施してくれる
以下で詳しく解説していきます。
求人を自分で探す手間が省ける
薬剤師専門の転職サイト・エージェントを利用することで、求人を自分で探す手間が省けるメリットがあります。
自分で直接応募するとなると、求人を募集している企業や病院を探すところから始めなければなりません。
一方で転職サイト・エージェントでは、専門のコンサルタントが面談ののちにヒアリングした内容を元に、求人の提案を実施してくれます。
自分で求人を探す手間が省けるので、働きながらの転職活動の強い味方になってくれるでしょう。
いいづらい給与交渉も対応してくれる
薬剤師専門の転職サイト・エージェントでは、いいづらい給与交渉も対応してくれます。
せっかく条件のいい転職サイト・エージェントが見つかったとしても、給与の問題で応募を見送ってしまうこともありますよね。
コンサルタントに給与交渉を依頼すると、代行して企業側と相談してくれます。
給与が問題で求人に応募できなかった方は、ぜひ対応を検討してみてください。
求人先の企業の情報を教えてくれる
転職サイト・エージェントでは、求人先の企業の情報を教えてくれるメリットもあります。
転職活動でネックになるのが、応募先の企業の情報が少なく、転職後のミスマッチを感じることです。
求人情報には良い情報しか記載されていませんから、入職後にイメージと異なると余計に落胆してしまいますよね。
事前に情報を教えてくれるので、応募先のイメージがつきやすい状態で面接に挑めるのです。
転職対策を徹底的に実施してくれる
転職サイト・エージェントでは、転職対策を徹底的に実施してくれるメリットもあります。
一人で求人検索から応募までを担当すると、日常生活に加えて大きな負担がのしかかります。
転職対策を徹底的に実施してくれることで、転職活動に専念できます。
当サイトがおすすめする薬剤師転職サイト
マイナビ薬剤師
無理に求人を勧められたという口コミも少なく、エージェントの転職サポートには定評のある転職サービスです。
求人検索機能も優れているので、とりあえず求人を探したい薬剤師にも絶対おすすめです。
マイナビ薬剤師を実際に利用した人たちの口コミ・評判
30代前半 女性 ドラッグストア
薬キャリエージェント
派遣向け求人も多く、あらゆる薬剤師におすすめの転職サービスです。
他サイトにはない非公開求人も多く抱えているので、良い求人を紹介してほしい薬剤師にはおすすめです
薬キャリエージェントを実際に利用した人たちの口コミ・評判
30代前半 女性 病院
30代前半 男性 企業薬剤師
薬キャリエージェントの良い点は、病院とかクリニックの求人が結構充実している点。
医療系ポータルサイトの強みもあってか、他の薬剤師転職サイトよりも力を入れている感じを受ける。
— nonven78 (@nonven473) July 28, 2020
ファルマスタッフ
日本調剤グループが運営するファルマスタッフには、他の転職サービスに掲載されていない薬剤師求人が多数掲載されています。
転職相談満足度も96.5%と非常に高く、薬剤師業界に精通したコンサルタントが揃っているのも特徴です。
無理に転職を進められた、コンサルタントの質が悪い、といった口コミも少なく、転職に不安を抱える薬剤師にぜひおすすめの転職サービスです。
ファルマスタッフを実際に利用した人たちの口コミ・評判
20代後半 女性 病院
20代後半 女性 調剤薬局
ブログでファルマスタッフ、マイナビ薬剤師、薬キャリエージェントの3社を比較したら、薬キャリエージェントが最多の求人数だった。
だけど、そのお宝薬局はファルマスタッフにしか求人がなかったんですよ。
やはり転職会社はいくつか登録しておく方が良いと思いました🙂✨— こぐれ はるこ@派遣薬剤師ブログ (@0XWWFvARUSDuHnB) September 1, 2019
登録しないほうがいい薬剤師転職サイトの特徴
薬剤師の転職では転職サイト選びが重要ですが、どんな転職サイトは登録しないほうがいいのでしょうか?
登録しない方がいい転職サイトの特徴を詳しくご説明していきます。
他のサイトと比べて求人数が少ない
他の転職サイトと比べて求人数が少なすぎる転職サイトは登録しないほうがいいでしょう。
求人数が少ないと応募できる数にも限りがあります。
自分の希望条件に合った求人を見つけるには、やはりある程度の求人数は必要です。
転職サイトの求人検索を利用すると、大体の求人数を知ることができます。
大手薬剤師転職サイトを求人数で比較
薬剤師転職サイトの求人数にはどのくらいの違いがあるのでしょうか?
大手薬剤師転職サイトの求人数を比較してみます。
「マイナビ薬剤師」では、公開求人よりも好条件の非公開求人を含めると50,000件を超える求人を保有しており、多くの求人から自分の条件に合ったものを見つけることができます。
1人当たりの求人紹介数は平均18件なので、たくさんの可能性の中から転職先を選ぶことが可能です。
「リクナビ薬剤師」は35,000件以上の求人を保有しています。
リクナビ薬剤師でしか取り扱っていない非公開求人も多くあるので、多くの求人に出会いたいなら登録しておいた方がいいサイトですね。
毎日30件以上の新着求人があるので自分に合った求人が見つかりやすいといえます。
「薬キャリエージェント」では、60,000件を超える薬剤師求人があります。
全国の提携企業31社の求人情報を一括で検索できるので、薬剤師なら登録しておいて損はないサイトですよ。
求人情報は毎日更新され、希望条件に合った求人がメールで届くサービスもあります。
担当コンサルタントの対応が悪い
転職サイトでの転職活動は担当コンサルタントによって左右されるといっても過言ではありません。
電話やメールの対応が雑だったり、希望に合わない条件ばかり紹介くるなど、担当コンサルタントの対応が悪いと転職活動はうまくいきません。
どんな転職サイトにも対応が悪いコンサルタントはいるので、たとえ評価がいい転職サイトであっても当たりはずれがあります。
ですが、コンサルタントを変更してもらっても対応が悪いとすれば、その転職サイトのコンサルタントは全体的によくない可能性があります。
転職サイトは採用企業から報酬をもらうことで利益を得ているので、どんどん内定者を出すことができれば営業ノルマを達成できるのです。
担当コンサルタントの対応が悪い転職サイトではコンサルタントの営業ノルマが厳しく、「とりあえず内定者を出して利益を得よう」と考えているところもあります。
そのような転職サイトでは求職者への対応が適当で、面談をしなかったり、希望条件をきちんとヒアリングせずに求人情報ばかり紹介することもあるようです。
残念ながら採用企業から報酬をもらうことだけに重点を置いているような転職サイトも存在します。
そのようなサイトに出会ってしまったらすぐに退会して、しっかり転職をサポートしてくれるサイトに登録しましょう。
担当者を変更してもらうのも一つの手段
また、担当コンサルタントのサポートには問題ないけれど、なんだか相性が良くないなという場合や薬剤師の業種や薬剤師特有の悩みなどを理解できない担当コンサルタントの場合は担当を変更してもらいましょう。
担当コンサルタントに担当変更を直接言い出しにくいことが多いと思うので、メールで担当変更をお願いするか、「お客様サポート」のような窓口があればそこに担当変更の連絡をするとスムーズに担当変更ができます。
担当変更が難しい場合は、その転職サイトは諦めて別の転職サイトに登録するのもいいですね。
無理に転職を薦めてくるコンサルタントは要注意
気に入る求人がないのにどんどん転職を進めてきたり、希望条件に合わない求人ばかり進めてくるコンサルタントは注意しましょう。
転職を無理に進めてくるコンサルタントは、自分の営業ノルマを達成するだけが目的かもしれません。
無理に転職を進めてくるコンサルタントは、「内定がもらえそうな求人」をどんどん紹介して、求職者が乗り気でなくても面接をセッティングしようとします。
どんな形であれ内定が決まれば企業から報酬がもらえ、自分の営業成績もよくなるわけです。
乗り気でない求人を紹介された時にあいまいに対応していると書類選考・面接とどんどん話を進められてしまうかもしれないので、こういったコンサルタントにははっきり「この求人には興味がない」ということを伝えましょう。
しっかりしたコンサルタントであれば、求職者のキャリアやライフスタイルにあった求職者に合った求人を提案してくれ、応募先に合った書類作成や面接対策もしてくれます。
営業ノルマ目的のコンサルタントの特徴は次のようなものがあります。
- カウンセリングできちんと話を聞いてくれない
- 希望に合わない求人ばかり紹介してくる(報酬金額が高いなど、コンサルタントに都合の良い求人を紹介している場合もあります)
- 求職者の条件に関係なく大量の求人を紹介してくる(例えば、30件紹介して3件くらい応募してもらい、1件内定が出ればいいという考えです)
- 書類添削や面接対策が適当
- メールや電話連絡がしつこい
このような対応をされたら、担当コンサルタントを変えてもらうか、別の転職サイトでの転職活動をするほうがいいですね。
また、転職サイトへ登録後にカウンセリングや面談を行わない転職サイトは退会したほうがいいでしょう。
対面や電話などで希望条件やキャリアなどの話を聞かずにぴったりの求人を紹介してもらえる可能性は低いです。
面談後に1カ月以上たっても連絡がない場合も要注意です。
連絡が遅いと、それだけでストレスがたまりますよね。
そういった転職サイトは信用できないので、レスポンスが早い転職会社に絞って登録しましょう。
公開求人しか紹介してもらえない
せっかく転職サイトに登録するなら、非公開求人を紹介してもらいたいですよね。
ほとんどの転職サイトでは、多くの非公開求人を保有しています。
転職サイトによっては半数が非公開求人ということもあるのです。
公開求人であればわざわざ転職サイトに登録しなくても誰でも見ることができます。
それなのに公開求人しか紹介してもらえない場合は、担当コンサルタントにやる気がないか、非公開求人が少ないのかもしれません。
どちらにしても、好条件求人がそろっている非公開求人を紹介してもらえないのであれば、その転職サイトは退会して他の転職サイトで転職活動に力を入れるほうが精神的にいいでしょう。
非公開求人とは
非公開求人とは、転職サイトに登録しないと閲覧することができない求人です。
また、非公開求人は転職サイトに登録したからといって誰でも閲覧できるものではありません。
コンサルタントが条件やキャリアにマッチしていると判断すると紹介してもらえます。
通常、公開求人よりも待遇がいい求人が多いのが特徴です。
非公開にしている理由には、「急募である」、「応募殺到を防止するため」、「他社に求人情報を知られたくない」などがあります。
通常、転職サイトでの求人公開には掲載を依頼してから約3週間かかります。
急な退職などで早く欠員を補充したい場合には掲載依頼していると時間がかかってしまうので、急募の場合は非公開求人として扱われます。
好待遇、好条件の求人は公開求人として掲載すると応募が殺到し、採用担当者が対応しきれなくなってしまうので、公開求人として募集する企業が多いようです。
また、新規事業に関する求人、マネジメントなど上層部の求人、極秘プロジェクトの求人など競合他社に求人内容を知られたくない場合も非公開求人として募集します。
SNS・掲示板・口コミサイトでの評判が悪い
転職サイトを選ぶときにはSNSや掲示板、口コミサイトの評判を確認してみましょう。
ネット上では、転職サイトのいい口コミも悪い口コミもあります。
インターネット上の口コミをそのまま信じてしまうのは危険ですが、参考として確認しておくのはいいですね。
あからさまに、悪い口コミしかない転職サイトは何かしら問題を抱えているかもしれません。
ただ、「口コミでは悪い情報が多かったけれど実際に登録してみたら対応が良かった」ということもあります。
実際に利用してみないと分からないことも多いので、気になる転職サイトには登録し、しばらく利用してみて合わないと感じたら退会するというのが一番いいかもしれません。
転職サポートが充実していない
転職サポートが充実していない転職サイトも、薬剤師が転職時に利用しない方がいいサイトの特徴です。
転職サイトや転職エージェントでは、転職者がスムーズに転職できるように、キャリアアドバイザーが書類選考や面接の対策を丁寧に行うことが多いです。
そもそもキャリアアドバイザーのサポートがなかったり、面接対策と言っても簡単なアドバイスだけで終わるようなサイトは、実際の転職活動で生かせるスキルが身につくとは言えません。
また転職サポートをしてくれる方法も重要です。
コンサルタントが連絡してくれる手段がメールだけなど、連絡手段が限られている場合もサポートが限定的になってしまいます。
転職サポートが充実しているサイトを事前に検索して、利用するようにしましょう。
総合型の転職サイト・エージェント
転職するならまず総合型の転職サイト・エージェントを利用すべきといわれることが多いですが、薬剤師など専門職の場合は別です。
総合型の転職サイト・転職エージェントは様々な職種をカバーするために、多種多様な企業から求人掲載を募っています。
しかしその中でも特に営業職や企画職などの、一般企業の求人に偏ってしまい、専門職の求人が手薄になっていることが多いのです。
また転職のサポートを担当するコンサルタントも、一般企業の転職に精通していることが多く、薬剤師の業界の知識が乏しいこともあります。
総合型の転職サイト・エージェントでも、マイナビ薬剤師のように薬剤師専門のサービスを打ち出していることもありますから、大手の転職サポートを受けたいのであればそちらを利用することをおすすめします。
薬剤師転職でハローワークを使うのはアリ?
転職と言えば地域にあるハローワークの方が、安心で安全なのではないかと思う方も居ることでしょう。
結論、今の労働条件よりもさらに良い条件で転職したいのであれば、ハローワークを利用するのはあまりおすすめできません。
ハローワークの中には、実はブラック求人が紛れ込んでいる可能性があるためです。
ハローワークは各自治体に設置されている、公営の職業紹介所です。
求人を登録して掲載するのは完全無料ですので、採用にお金をかけたくない企業が求人を出す傾向にあります。
もちろん中には良い企業もありますが、中には労働条件の悪い求人も掲載されているのです。
ハローワークの窓口で担当してくれる職員は、あくまで皆さんの希望条件に合わせて求人を紹介してくれますが、求人の詳細な情報を提供することは難しいです。
自分で口コミを見て見極める必要があります。
いい求人を厳選して確認したいのであれば、一定の企業が登録している転職サイトを利用したほうが安心です。
薬剤師転職で転職サイトを使わない選択肢はアリ?
正直、薬剤師として転職した経験がないと、どの転職サイトを利用すればいいのか判断がつかないこともあるでしょう。
結論、薬剤師の転職でも転職サイトを使わないで転職活動を進めることは可能です。
しかし、情報収集から選考のスケジューリングをすべて自分でこなす必要がありますので、仕事をしながら同時並行で転職活動を進めていかなければなりません。
その点、転職サイトでキャリアアドバイザーからサポートを受けることで、求人を探す手間も省けますし、求人の掲載元に給与などの条件交渉をしてもらうこともできます。
また転職サイトにもよりますが、薬局や企業の内部情報を集めて、共有してくれることもあります。
自分で情報を集めていても、内部情報までは調べきれませんから、重要な情報源になります。
以下の記事で、口コミや評判も良く、サポートも充実している「薬剤師専門」の転職サイトを紹介していますので、是非参考にしてみてください。
薬剤師転職サイト信頼ベストおすすめ公式ランキング【2021年】
後悔しない転職は堅実な転職サイト選びから
薬剤師が転職するなら転職サイトに登録するのがおすすめです。
基本的には多くの転職サイトに登録すればするほど、多くの求人を見ることができるので気になったサイトは登録するのがおすすめです。
ですが、あまりにも求人数が少ない転職サイトやネット上での口コミや評判が悪すぎる転職サイトは最初から選ばないほうがいいでしょう。
今回ご紹介した「選ばないほうがいい転職サイトの特徴」や「後悔しない薬剤師転職サイトの選び方」を参考にして、自分に合った転職サイトを見つけてくださいね。
20代後半 女性 調剤薬局