大和証券グループは、日本三大証券会社「大和証券」の親会社です。
東証一部に上場していて、大和証券の他にも20以上ものグループ会社を持っています。
そんな大和証券グループに「転職したいな」と考えている人は多いのではないでしょうか?
この記事では、大和証券グループの転職難易度について解説します。
大和証券グループに転職する方法などもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
大和証券グループの転職難易度は高い?
大和証券グループは東証一部に上場している金融持株会社ということもあり、転職難易度は高いです。
転職難易度が高い理由として大きく2つの理由が考えられます。
1つ目が大和証券グループへの転職を希望する方が多いということです。
大和証券グループは日本三大証券である「大和証券」を傘下に持つ金融持株会社になるので、転職を希望する方が多いです。
また、転職を希望するのは、証券会社・銀行などの金融業界で経験を積んでいる方や、市場価値の高い人材が多いため、より競争率が高くなり、転職難易度も高くなります。
2つ目が専門的な知識を必要とするということです。
大和証券グループは金融持株会社ということもあり、転職を成功させるには金融業界に関する幅広い知識を必要とします。
さらに、知識だけではなく、経験を求められることもあり、「金融業界に勤務した経験がない人は転職できない」と言われることもあります。
以上2つの理由から大和証券グループは転職難易度が高いです。
しかし、実際に大和証券グループに転職を成功させている方は存在するため、「大和証券グループに転職できない」というわけではありません。
大和証券グループに転職している人の職種
大和証券グループは金融業界に関する企業を傘下にしているため、証券会社や銀行、保険会社などの職種に就いていた方が転職している傾向があります。
ただし、大和証券グループの募集要項に「金融業界に在籍した経験のある方」などと定められていません。
あくまで金融業界に勤務していた経験のある方が転職しやすいということです。
そして、最も大切なことは、採用担当者に「採用したい」と思わせることです。
前職が金融業界ではなくても、採用担当者が「大和証券グループに有益な人材だ」と思ってくれれば、採用してくれます。
転職難易度の高い大和証券グループでも、採用担当者に魅力的なアピールをすることができれば、転職は成功します。
大和証券グループに転職する方法
大和証券グループに転職する方法は1つしかありません。
その方法は、転職サービスを活用することです。
転職サービスとは、転職サイトや転職エージェントなどを指します。
大和証券グループでは、ホームページで中途採用の募集がおこなわれていません。
募集されているのは「新卒採用」だけなので、大和証券グループに転職するには、転職サービスを活用する必要があるのです。
ただし、時期によってはホームページで中途採用の募集がおこなわれる可能性があります。
「転職サービスを活用したくない」という方は、ホームページを定期的に確認して、中途採用募集がおこなわれていないか確認することをおすすめします。
大和証券グループの求人が掲載されている転職サイト
大和証券グループへ転職するには、転職サイトで大和証券グループの中途採用求人に応募する必要があります。
しかし、転職サイトでは大和証券グループの求人が見つかりませんでした。
基本的に転職サイトは、中途採用の求人応募数を増やすことを目的にしているため、大和証券グループほどの知名度があれば、転職サイトを活用しなくても求めている以上の募集数がきていると考えられます。
そのため大和証券グループの中途採用求人は転職サイトに掲載されていないのでしょう。
ただし、現状が変われば、大和証券グループの求人が転職サイトに掲載されるかもしれません。
大和証券グループへの転職を考えている方は、ホームページに確認に加えて、転職サイトで掲載されている求人も確認することが大切です。
転職エージェントの非公開求人に注目
転職エージェントには、転職サイトに公開されない「非公開求人」というものがあります。
非公開求人とは、中途採用求人を公開すると膨大な数の応募がきてしまうため、転職エージェントのキャリアアドバイザーに求めている人物像を伝えて、紹介してもらう仕組みです。
この非公開求人には、大和証券グループの中途採用求人がある可能性があります。
そのため大和証券グループへの転職を考えている方は、転職エージェントに登録することをおすすめします。
大和証券グループの非公開求人を取り扱っている可能性が高い転職エージェントは下記の通りです。
- ビズリーチ
- キャリアカーバー
- パソナキャリア
- doda
- マイナビエージェント など
そして、転職エージェントは非公開求人の紹介以外にも、必要書類の添削や日程調整、面接対策などの転職サポートをしてくれます。
また、登録者1人に対して担当のキャリアアドバイザーが付くので、働きながらでも大和証券グループに転職することが可能で、大和証券グループの転職難易度を低くすることにもつながります。
各転職エージェントによって、取り扱っている非公開求人は異なるので、複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。
おすすめのエージェントについてはこの後詳しく紹介していますよ。
大和証券グループの企業基本情報
大和証券グループは1902年に設立された会社です。
当初は「藤本ビルブローカー」という社名でしたが、1933年に「藤本ビルブローカー証券株式会社」に社名を変更しました。
現在の大和証券グループという社名になったのは1999年です。
その年に日本の上場会社初の純粋持株会社に移行し、日本三大証券会社である「大和証券株式会社」を設立しています。
大和証券グループのグループ会社は20以上もあり、大和証券株式会社の他に、「大和アセットマネジメント株式会社、株式会社大和総研、株式会社大和ネクスト銀行」などが挙げられます。
大和証券グループの経営理念は、「信頼の構築」「人材の重視」「社会への貢献」「健全な利益の確保」となっています。
そして、2030年の経営ビジョンとして、「貯蓄からSDGsへ」ということを掲げて、サービスを提供し続けています。
大和証券グループの平均年収
大和証券グループの平均年収は、1,000万円〜1,100万円と言われています。
日本の平均年収は約430万円と言われているため、日本の平均年収を大きく上回っています。
大和証券グループは2015年をピークに平均年収が下降気味ではあるのですが、平均年収1,000万円以上を維持し続けています。
さらに、東洋経済が発表した「平均年収が高い『トップ300社』ランキング」では、25位にランクインしています。
つまり、日本で25番目に平均年収が高い会社ということです。
30代で年収1,000万円程度まで上昇して、40代〜50代で役職などに就いている方は、平均年収を大きく上回り年収1,300万円〜1,500万円程度もらっています。
大和証券グループは金融業界に属しているため、今後も平均年収が大きく下がることは考えにくいです。
年収1000万以上の割合は5%!?目指せる職業と高給取りの落とし穴を解説
大和証券グループの福利厚生
大和証券グループは東証一部に上場している大手企業ということもあり、福利厚生が充実しています。
大和証券グループにある福利厚生は下記の通りです。
福利厚生施設
舞浜、軽井沢に大和証券グループ専用の施設が設けられていて、長期休暇や休日を利用して充実した時間を過ごすことができます。
健康
大和証券グループは経済産業省と東京証券取引所が共同で主催する「健康経営銘柄」に7年連続で選定されています。
また、「健康経営優良法人(ホワイト500)」にも5年連続で選定されていて、健康に関する福利厚生が充実していることが分かります。
住宅
独身寮や社宅、住宅手当など従業員が安心して働ける環境が整っています。
財産形成
大和証券グループでは、従業員が充実した人生を過ごせるように、従業員の財産形成の補助となる制度を導入しています。
導入されているのは「大和持株会・確定拠出年金・つみたてNISA」です。
以上の福利厚生以外にも、育児支援制度に力を入れていて、男性の育児休業取得率は100%を誇っています。
また、研修に関する制度も充実していて、社会人として必要なスキルや知識を身に付けられる環境です。
大和証券グループの転職難易度が高いことは、充実した福利厚生も関係していると考えることができます。
大和証券グループの評判
大和証券グループの口コミや評判などを調べましたが、マイナスイメージにつながる内容のものは少なかったです。
大和証券グループの口コミをいくつかご紹介します。
30代 女性
「日本の企業の中でトップクラスの福利厚生があると思います。全国転勤する人は、地方に行くと駅近の綺麗な部屋に住宅補助がでて安くで住むことができますし、家具や家電に関する補助も出る場合があるので、引越しにかかる負担も少ないです。」
20代 男性
「仕事にはとてもやりがいを感じることができ、研修制度が充実しているため、1年目から不安を軽減して仕事に取り組めました。必要になる知識は幅広いですが、上司や先輩が的確にアドバイスをしてくれるので、働きやすい環境だと感じています。」
大和証券グループの口コミでは、福利厚生や職場環境に関する内容が多く見受けられました。
大手企業におすすめの転職サイト・エージェント
大和証券グループへの転職は、転職サイトやエージェントを利用するのが最適です。
特に転職エージェントであれば、企業が求める人物像や市場動向をアドバイスしてもらえるのでおすすめですよ。
色々な助言をもらうことができるこれらの転職サービスを活用して、大和証券グループへの転職に備えるようにしましょう。
ただし掲載される求人は時期によっても異なりますので、非公開求人を含めて大和証券グループの案件があるかは、エージェントから最新の情報をもらうようにしましょう。
doda
大手転職支援サービスを提供するdodaは、非公開求人の質が高い所にも定評があります。
企業からの信頼も厚いので、大和証券グループの求人を扱っている可能性も高いですね。
登録するだけで非公開求人を紹介してもらえるため、質の高い非公開求人を狙って登録をする人も多いのです。
パソナキャリア
パソナキャリアは取引企業数が多く、大手公卿や優良企業からの信頼が厚い転職エージェントです。
取り扱い求人の半数ほどが非公開求人となっていて、質の高い求人を豊富に持っていることが分かります。
またキャリアアドバイザーの質も高く、専任のアドバイザーが利用者の経験スキルや強みを引き出すカウンセリングを行ってくれますよ。
ハイキャリアにおすすめの転職サイト・エージェント
ハイキャリアの転職をする際におすすめの転職サイト・エージェントも紹介します。
紹介するのは大和証券グループのような質の高い求人の紹介を特に期待できる、大手求人や好待遇の求人を多く扱う転職エージェントです。
非公開求人の内容を確認するためにも登録してみることをおすすめしますよ。
ビズリーチ
ビズリーチは、ハイクラス層の転職支援に特化した転職エージェントサービスです。
特に40~50代のミドル層の転職に強いのが特徴ですね。
求人全体の約30%は年収1000万円以上の求人で、転職で高年収を狙っていきたい方に最適です。
経営幹部などの求人もそろえていて、転職で幹部層を狙いたい方にもおすすめです。
JACキャリア
JACキャリアは、20代のハイクラス転職に強い転職エージェントサービスです。
ハイキャリア転職はミドル世代というイメージがある中、若手世代の転職に力を入れているのがポイントですね。
取り扱い求人の質も高く、大手企業の案件が集まっています。
大和証券グループの転職におすすめの人物像
大和証券グループは金融持株会社になるので、転職をおすすめできる人材として「業界に関する幅広い知識が身に付いている人」ということが挙げられます。
業界に関する幅広い知識が身に付いていれば、大和証券グループの転職難易度は低くなるでしょう。
また、「お客様から信頼を得られる人」も大和証券グループへの転職をおすすめできます。
金融業界では「信頼」ということが重要視されるため、信頼を得ることに長けている人は転職しやすい傾向があります。
大和証券グループは転職難易度の高い企業ですが、幅広い知識を身に付けていて、人から信頼を得ることに長けている人は、大和証券グループへ転職することをおすすめします。