予備校講師へ転職するなら?必要な資格・仕事内容・年収事情!おすすめ転職サイト

予備校のイメージ

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「先生・講師」という職業に、一度は憧れたことがあるかもしれません。

少子化が叫ばれる中ではありますが、大学入試制度の変更など、2020年以降の教育現場は大きく変化をすると言われています。

今後、私教育の役割も大きな転換期を迎えようとしています。

予備校講師は、大学突破を目指す生徒さんたちの前で熱く語り夢を叶える手助けをします。

人気講師になると、講演会はもちろん各種メディアでも活躍をしています。

予備校講師への転職を考えている方に、必要な資格や仕事内容などについて説明します。

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予備校講師に必要な資格

予備校を含む学習塾の講師は、学校の先生と異なり「教員免許」の取得は必須事項ではありませんが、選考の際に有利になることはあります。

したがって、必要な公の資格というものはほとんどありません。

しかし、正規社員として選考を受ける募集要項が、国立大学や有名私大の卒業が条件となっていたり、英語を指導教科とする場合にTOEICのスコアが条件となっていたりすることもあります。

資格よりも大切なものとして、学力が求められます。

筆記試験が大学入試と同じレベルの問題が出題されることもあるので、きちんとした学習をしておく必要があります。

必要な資格を取得する方法

予備校講師には、厳密には資格が必要ないので、関連することを記載します。

教員免許の取得

大学にて教職課程を卒業することが必要になります。

社会人になってからは、通信制大学の教職課程でも免許の取得ができるようになりました。

TOEICスコアのアップ

資格とは異なりますが、英語力アップの例としてあげてみます。

語学の上達には「正解」はないのですが、留学経験の有無、プライベートレッスン、集団レッスン、専門塾での学習、学習参考書による自学など、スコアアップの方法はたくさんあります。

学歴中心の世界

上記にあるとおり、国公立大学卒や有名私立大学卒を採用の条件にしている場合は、従うしかありません。

実力・人気の世界

大手予備校への転職方法には、中小の予備校で人気となり、大手へ移籍(転職)をするというものがあります。

受講人数や大学への合格実績数、書籍の販売などで有名になることで、採用の可能性が広がっていきます。

大学ごとの出題傾向の分析を行い独自の対策を練っていたり、多数ある大学や学部の特徴の説明に長けていたりする場合は、人気も必然と上がっていきます。

予備校講師の仕事内容

メインとなる仕事は、担当する教科の授業を行うことです。

学力を向上させて、大学に合格をさせることが一番の仕事の目的です。

授業時間が過ぎていっても、結果が伴っていなければ、仕事をしたと見なされません。

1コマあたりの授業時間は、60分から100分となっていることが多いです。

授業を行うにあたっては、使用する教材に掲載されている問題を解くこと(教材研究)からスタートし、授業内で使用する問題の選別や授業構成、時間配分、課題として提示する課題の選別など、準備段階に多くの時間を割きます。

オリジナルの教材を使用する場合は、そちらを作成する時間も含みます。

1日の中で、複数の授業(コマ)を担当する場合は、その分だけ準備の量が増えていきます。

人気講師の場合は、複数の教室で勤務をしていることもあるので、さらにコマ数が増えていきます。

授業終了後は、質疑応答や進路相談、テストの採点や答案の添削などを行います。

生徒の成績データベースがある予備校の場合は、そちらへの打ち込みや、チューターとの打ち合わせや引継ぎを行い帰宅します。

大手の予備校では、保護者と接する機会はほとんどありませんが、中小の予備校の場合は、進路相談や教育相談として二者面談や三者面談を行うこともあります。

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予備校講師の仕事はきつい?

塾講師・予備校講師の仕事で、きついといわれるのが勤務時間です。

出勤時間が13時から22時など終業が深夜となり、帰宅は日付が変わる頃という生活リズムになります。

朝が遅いとはいえ、慣れるまではつらいと思うかもしれません。

現役生ではなく浪人生を担当する場合は、午前中から授業がスタートします。その場合は、8時には出社し9時頃から授業がスタートします。

担当コマによりますが、夕方クラスまでの担当で18時前後に帰宅することもあれば、夜クラスを担当するのであれば、20時、21時までの勤務となります。

そして、もう1つのきついことは激しい競争社会であることです。

受験そのものが競争社会ですが、予備校講師も実力主義なのでコマをもらうために努力を続けていかなければなりません。

自宅でも授業準備や教材作成のために時間を割くことになるので、上記の勤務時間にプラスされるとトータルの拘束時間は長く感じるかもしれません。

手間をかけて指導した生徒が合格を勝ち取ったり、テストで高得点を獲得した時には、大きな満足感や達成感を感じることができますが、その逆だった場合には、大きな責任を感じます。

一方で、楽だと思える点は、自分の時間を多く確保できることです。

生徒が来るまでの時間や空きコマの時間には、授業準備がしっかりと終わっていれば読書の時間などに充当することができます。

勤務中であっても、1日の時間サイクルに自分のための時間を使えるのは魅力的です。

予備校講師の年収事情

正社員として働く予備校講師の給与は、基本給+出来高払いとなっていることが多いです。

統計による平均年収は、360万円から380万円となっており、サラリーマンの平均年収をやや下回る水準です。

平均月収

新卒採用では20万円前後となっており、中途採用の場合はそれまでの指導経験等によって変わってきます。

また、上記のとおり出来高払いですので、実力や人気が上昇すれば上昇するほど、収入は増えていきます。

年収

人気講師は、講師としての給与以外にも、メディアへの出演料や書籍やグッズなどの物販の売り上げを加えると、1000万円以上の年収を獲得しています。

実力アップとともに年収がアップしていくので、とても魅力的に感じるかもしれませんが、認められるようになるには相当な努力と労力が必要になります。

手当て

予備校ごとに大きな差があるので、事前にしっかりと調べておくと良いでしょう。

コマを担当することにより発生する手当てでは、勤続年数や人気などに応じて、大きく差がつきます。

勤務を開始したばかりのときは1コマあたり数1000円となっているのが一般的な相場ですが、一流人気講師となれば、1コマあたり10,000円以上とその差が10倍に広がります。

日曜および祝祭日に追加でコマを担当した時、講演会(説明会)を行った時、中には大学の合格実績に応じて特別手当が支給されることもあります。

賞与

正社員として勤務をする場合は、社内の給与規定に従って賞与が支給されます。

統計による年間賞与の平均は、40万円から50万円となっています。

ただし、多くの予備校講師は契約社員として勤務をすることが多いので、賞与の支給対象外となっていることもあります。

したがって、契約社員として働く場合は、家庭教師や塾講師のアルバイトを兼任することで収入を安定化させていることも珍しくありません。

予備校講師の主な勤務先

予備校講師の勤務先は、大きく分けると2つになります。

中小の予備校では、1つの教室専属での勤務をしたり、または同じ地域内の複数教室での授業担当を任されたりします。

配属される地域が採用時に指定されるのは、一般的な企業と差異はありません。

大手の予備校の場合は、全国の主要都市の多くが勤務先の候補となります。

関東圏では、川崎(神奈川県)や大宮(埼玉県)、船橋(千葉県)など、やはり都道府県庁所在地を中心に教室が展開されています。

関東と関西でコマを担当する場合は、毎週が出張のようなもので、新幹線での移動を伴うこともあります。

講演会などを地方で行う場合は、飛行機を使って全国を飛び回っています。

人気講師となりメディアでも取り上げられるようになると、出版社や雑誌、広告代理店などとの打ち合わせ業務や取材が入ることがあります。

テレビやラジオに出演する場合は、スタジオでの打ち合わせや収録だけでなく、ここでも取材が入ることもあります。

時にはスタジオ外でのロケに参加をすることがあります。

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予備校講師への転職は難しい?

実力や経験に伴う知識が大きな武器となるので、塾講師や学校の教員を含む同業他社からの転職は、比較的容易に進められるかもしれません。

それまでの実績が伴っていれば、採用時の障壁も低くなります。

採用の条件にもあるような高学歴の場合は、さらに有利になるかもしれません。

逆に、他業種からの転職は狭き門になっています。

それでも、講師経験の有無や教員免許を取得しているかどうかは、大きなポイントになります。

そもそも、予備校講師の正社員は、新規採用も中途採用も減少傾向にあります。

各予備校の採用HPを見てみると、理系科目指導の優遇が見られることがあります。

大学入試レベルの数学や物理、化学の知識を持っている場合は重宝されます。

難関大学突破を掲げている予備校の場合は、その学校の卒業生や合格経験のある人を求めていることがあるので、チェックをしてみてください。

いずれにしても、正社員としての転職は難しいかもしれないので、根気強く頑張ってみましょう。

予備校講師へ転職した人たちの口コミ・評判

(35歳大手学習塾から転職)私は、主に高校受験をターゲットに受験指導を10年ほどやってきました。その経験を生かして、高校生を指導する予備校への転職をしました。塾講師との一番の違いは、教えるということに特化できることです。科目も専門に特化するのでより深く教えるだけでなく自分自身の勉強の糧にもなっています。

(28歳一般営業から転職)学生時代に家庭教師をしていたので、人に何かを教えることに対して興味がありました。偶然見かけた講師募集の広告を見て、チャレンジをしてみようと思いました。自分の中では、何とかなるだろうと思っていたのですが、教科書の内容をかなり忘れていたので、とても苦労をしました。これまでの大人を相手にしていた仕事と異なり、高校生たちと接することによってこちらもパワーをもらっている気がします。

(40歳同業他社からの転職)大学卒業後から15年間、中規模の予備校で指導をしていました。現役生から浪人生まで、約3,000名の卒業生を送り出していた実績を持って、大手への転職にチャレンジしました。筆記試験・模擬授業・面接を経て、無事に採用の話をもらいました。現在は、3つの教室で週に20コマを担当しています。設備面はもちろん、福利厚生などのサポート体制も整っており大変働きやすくなっています。
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