SARASAなどといった多彩なボールペンの製造を行い、ゼブラの商品は国内だけでなく海外でも高い支持を得ています。
企業の歴史も100年以上あり、知名度もかなり高いゼブラへの転職を考えている場合、どのように転職活動をすれば良いのでしょうか。
ここではゼブラへの転職を考えている方に向けて、年収や転職難易度、評判などといった情報をまとめました。
目次
一目で分かるゼブラの評判
年収は高い? | △ |
---|---|
残業は少ない? | ◎ |
福利厚生は充実している? | ◎ |
仕事のやりがいはある? | ◎ |
スキルアップにつながる? | 〇 |
職場の雰囲気はいい? | 〇 |
中途入社しやすい? | ◎ |
ゼブラはどんな会社?
会社名 | ゼブラ株式会社 |
---|---|
設立 | 明治30年3月8日 |
資本金 | 9,975万円 |
従業員数 | 917名 |
本社所在地 | 東京都新宿区東五軒町2-9 |
代表者 | 石川真一 |
事業内容 | ボールペン・シャープペン・マーカーなど各種筆記具の開発・製造・販売 |
事業方針・経営理念
ゼブラには事業方針・経営理念は存在していませんが、社員自身が自分で高い目標を設定して、それを実現するために自分で行動する「自律」の精神を大切にしています。
そのため、勤務時間に関しても自分で管理している社員が多く、やればやるだけしっかり評価される企業です。
また、個人がそれぞれ高い目標を設定することで、競争心を生み、それが会社全体の向上につながっていきます。
このように高い向上心を持って新たな価値を持つ製品の製造・開発に取り組むことで、社会に貢献するとともに、社員や社員の周りの人たちへの幸せへとなっていくことを目標としています。
そのため、ゼブラでは向上心を持って周りと協力をすることが出来る「和」の力を持った人材を求めており、互いに切磋琢磨し合いながら成果につなげることが出来る企業を目指しています。
事業内容
ボールペンなどの筆記具の製造・開発・販売
ゼブラはボールペンやシャープペンシルなどといった筆記具の開発を100年以上行っている、伝統ある企業です。
ゼブラのヒット商品の中でもジェルインクを使ってサラサラ書ける感覚が魅力的なサラサシリーズや、握りやすさを追求して肩への負担が少ないニュースパイラルシリーズなどが有名と言えるでしょう。
文具メーカーは多数ありますが、ゼブラはその中でも筆記具に特化することで、個性的な商品開発を行っています。
売上
ゼブラの売上は2016年度で216億円となっています。
文具業界の中では上位の売上となっており、筆記具に特化してこだわりぬいた製品を製造しているために、マニアック路線ではありますが、安定した経営がされていると言えるでしょう。
従業員数
従業員数は917名と文具業界の中では小規模な企業です。
非上場企業であり、親族経営ではありますが、徐々に女性社員が増えており、2017年の段階で半分以上が女性社員となっているので、女性が働きやすい環境も整ってます。
また、中途採用で入社する社員も多く、転職しやすい職場と言えるでしょう。
ゼブラの転職難易度
ゼブラの転職難易度に関しては、タイミング次第で難易度はそれほど高くないと言えるでしょう。
ゼブラでは時期によって中途採用の求人を掲載している時期としていない時期があるため、自分が希望するタイミングで転職をすることは難しいです。
また、大手の文具メーカーということもあり、求人が掲載されるとゼブラへの転職を希望する人が集中してしまうため、ある程度の経験やスキルは必要です。
また、ゼブラの中途採用の求人はゼブラの公式サイトに掲載されるのではなく、転職サイトに掲載されており、こまめに色々な転職サイトをチェックしなければいけません。
ゼブラの年収は平均325万~600万円
ゼブラの2022年度の平均年収は325万~600万円となっています。
大手メーカーの中で平均年収は低めではありますが、その分成果がしっかり評価される企業のため、大手企業で文具開発に関わってみたいと思っている方にはおすすめの企業です。
営業職が少なく、開発に力を入れている企業ということもあり、どこのメーカーでも作ることが出来るような製品ではなく、ゼブラでしかできないこだわりぬいた個性的な商品が出来る点が魅力的な企業と言えるでしょう。
※出典:ゼブラ株式会社 公式サイト
転職後の昇給はしやすい?
昇給は年に1回行われており、人事考査によって昇給額が決まる制度となっていますが、基本的には年功序列で勤務年数が長ければ長いほど昇給するシステムとなっています。
そのため、定年まで安定して給与が上がっていく傾向があり、定年に関しても60歳から65歳までの選択制となっているので自分が希望する年齢で退職することも可能です。
また、昇給額はそれほど大きくはありませんが、一定の年齢になって役職が付くと一気に給与が上がっていきます。
そのため、役職が付くまではある程度の辛抱も必要と言えるでしょう。
ボーナス・賞与は貰える?
ゼブラでは7月と12月の年に2回ボーナスが支給されます。
ボーナスの額は大体3か月分となっており、大体100万円程度となっています。
ボーナスの金額は平均的な金額ではありますが、ヒット商品を担当したりしているとボーナスが上乗せされることもあるようです。
ゼブラの年収を同業他社と比較
ゼブラの年収を、同業界であるパイロットとコクヨと比較してみましょう。
これらの企業は全て日本の筆記具業界を代表する企業です。
転職を考えている方にとっては興味深い比較対象となるでしょう。
それぞれの企業の2022年度の平均年収を一覧表にまとめました。
ただし、具体的な年収は役職、年齢、経験年数などにより大きく異なります。
参考程度に考えてください。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
ゼブラ | 325万円~600万円 |
パイロット | 635万円 |
コクヨ | 737万円 |
※出典:各企業 公式サイト・有価証券報告書
ゼブラの平均年収は同業他社と比較するとやや低い水準にあることがわかります。
ただし、企業ごとに給与体系や福利厚生が異なるため、単純に年収だけで企業を比較すると危険です。
各企業の働きやすさや、自身のキャリアビジョンに合っているかなども踏まえて転職先を選んでください。
ゼブラの福利厚生・待遇は充実している?
ゼブラの福利厚生制度に関しては社員の満足度がかなり高いです。
色々な支援制度があり、非上場企業の中ではかなり良いのではないでしょうか。
残業時間
ゼブラの残業時間は部署によって異なりますが、忙しい部署では50時間程度、それほど忙しくない部署では10時間程度となっています。
ゼブラの残業手当に関しては労働裁量制を採用しており、全員に30時間分の残業手当が支給されるようになっているので、自分で仕事のスケジュール管理をして残業時間を減らしている人が多いです。
また、残業時間に関しては毎日報告するシステムになっており、あまりにも残業時間が多い社員に対しては病院を受診することを勧めたりと残業時間削減も進めている企業と言えるでしょう。
休日・休暇
ゼブラでは週休2日制を採用しており、それ以外には夏季休暇・特別休暇・育児休業・介護休暇・看護休暇・年末年始休暇・年次有給休暇といった制度があり、年間休日数は120日前後です。
有休の取りやすさに関しては繁忙期を避けていれば問題なく取得出来る企業であり、最大20日有休を取得することが可能となっています。
また、使いきれなかった有休は2年で消滅してしまいますが、急病などで長期の休暇が必要になった場合、積み立て休暇として利用することが出来ます。
子育てに関する休暇に関しては、まず産前産後休暇を産前に6週間、産後に8週間取得することが可能です。
母体の健康管理のための措置として、通院のための休暇や時間短縮勤務も認められています。
育児休業に関しては、1歳まで取得可能となっています。しかし、保育所に入所することが出来なかった場合などには2歳まで延長することが出来ます。
子どもが小学校3年生になるまでは時間短縮勤務にも対応可能です。
子どもの看護休暇も取得可能であり、子ども1人の場合は最大5日、2人以上の場合は最大10日となっています。
介護休業に関しては要介護者1人に対して93日までの介護休業を取得可能です。
要介護者が1人の場合には年間5日、2人以上の場合には年間10日の介護休暇を取得することも出来ます。
これ以外には結婚・忌引きなどの特別休暇制度も存在しています。
年数10年ごとにリフレッシュ休暇として特別休暇が取得されるだけでなく、旅行券もプレゼントされるために旅行に出かけることも出来ます。
福利厚生
- 社員食堂
- ベネフィットステーション
- 財形貯蓄制度
- 慶弔禍福給付
- 借り上げ社宅補助制度
- 各種保険
- 厚生年金
ゼブラの福利厚生制度は上記の通りとなっています。
大手企業の中でもかなり充実しており、借り上げ社宅補助制度として独身者既婚者関係なく格安で社宅を利用することが出来ます。
また、ベネフィットステーションはゼブラのカフェテリアプランのことを指しており、レジャー施設や飲食店、学習スクールなど様々な用途に毎年支給されるポイントを利用することができ、社員からも好評です。
ゼブラの働きやすさを徹底解析
ゼブラは働きやすい企業なのか、公式サイトの情報を元にまとめました。
中途採用や新卒に関わらず、能力のある人材が活躍できる企業と言えるでしょう。
職場環境や福利厚生、キャリアパスから見ても魅力的な会社です。
開放的なコミュニケーション環境
ゼブラでは、ポジションや部署を超えたコミュニケーションが重視されています。
企業文化は、新たなアイデアや提案が自由に飛び交い、各部署が連携しやすい環境を作り出しています。
社員一人ひとりが自己の意見を積極的に発言し、企業全体の発展に寄与することが可能でしょう。
オープンなコミュニケーション環境は、社員同士の深い信頼関係を作るためにも一役買っています。
企業全体の一体感が高い会社と言えます。
ワークライフバランスを重視
ゼブラでは仕事とプライベートのバランスが大切にされています。
具体的には、フレックスタイム制度の導入やリモートワークの推進など、多様な働き方が可能です。
社員それぞれが自己のライフスタイルに合わせた働き方を選択することができますね。
より効率的かつ充実した業務遂行が可能となっています。
働き方に対する改革により、社員のワークライフバランスの向上が実現しました。
社員のライフワークバランスが整っていることは、企業全体の生産性向上にも寄与しています。
「人への投資」として捉えた人材育成
ゼブラでは、「人への投資」という視点から積極的な人材育成に取り組んでいます。
新入社員研修や階層別研修など、一人ひとりの能力開発に注力していることは企業の特徴です。
社員が業務に必要な技術や知識を習得するための環境を提供しています。
各部署ごとの目的に応じた研修プログラムが計画され、社員一人ひとりが自己の成長を実感できるでしょう。
社員全体が高いパフォーマンスを発揮することが期待されています。
社員のキャリア形成とともに企業の持続的な成長を支えるための重要な施策です。
生活との両立支援も整備
ゼブラでは、仕事と私生活の両立をサポートするための制度が充実しています。
男性の育休取得を積極的に促進していることもゼブラの特徴ですね。
配偶者の転勤や育児、介護などで一度退職した人材に対しても再雇用の制度を用意しています。
さらに、転居や転勤が必要な場合でも、移住先でキャリアを続けられる制度を導入しています。
生活と仕事の両立支援が整備されており、社員が安心して働き続けることができる起業です。
ゼブラへの転職を成功させるためには
魅力的な企業であるゼブラへの転職を考えている人もいるのではないでしょうか。
転職成功のために、以下のポイントをまとめました。
転職は事前の下調べが必須です。
応募書類や面接対策は企業に合わせたものも行いましょう。
ゼブラが求める人材像をチェック
転職を成功させるためには、まずはゼブラが求める人材像を理解することが重要です。
ゼブラの公式サイトや求人情報などで、求められるスキルや経験をチェックしましょう。
企業が採用したい人材像を確認できると、転職成功に一歩近づきます。
自分がゼブラにとって最適な人材であるか判断しやすいでしょう。
入社後に自分がどのように成長していけるのか、考えることも難しくありません。
求められるスキルと経験をPR
転職では自身が持つスキルや経験をどのようにPRするかが鍵となります。
具体的な業績や経験、学んだスキルを洗い出してください。
これまでの実績がゼブラでどのように活かせるか、具体的に伝えましょう。
実際のエピソードを交えると、企業の担当者も入社後の活躍がイメージしやすいです。
自分がゼブラにどんな貢献ができるのか、詳しく話してください。
ゼブラへの適性を見極める
自己分析を通じて自身がゼブラに適しているかどうかを見極めることが必要です。
自身の価値観やスキルがゼブラの企業風土や理念と合致しているかチェックしましょう。
ゼブラで働くことに対する具体的なビジョンを描くことも重要です。
適性を見極めることでゼブラでどのように活躍できるのか、洗い出せるでしょう。
ゼブラへ転職するまでの流れ
- 書類選考
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
- 内定
ゼブラへ転職するまでの流れは上記の通りとなっています。
グループディスカッションがあったりとしっかりと企業対策をしたうえで選考に挑むべきと言えます。
また、応募方法が選考に影響することはないので、転職サイトを利用したりと自分が少しでも有利になるような方法を選んで応募するようにしましょう。
ゼブラへ転職した人たちの口コミ・評判
年齢 | 30歳 |
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性別 | 女性 |
前職 | 営業 |
転職理由 | 文具開発に興味があった |
年齢 | 35歳 |
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性別 | 男性 |
前職 | デザイナー |
転職理由 | 個性的な商品が作りたかった |
年齢 | 40歳 |
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性別 | 女性 |
前職 | 経理 |
転職理由 | 福利厚生がほぼない企業だったので |
大手企業におすすめの転職サイト・エージェント
ゼブラのような大手への転職をするのであれば、企業によって個性的な質問や試験が課されることもあるため、企業に特化した対策が必要です。
そこでおすすめなのが転職サイトであり、このようなサイトには転職をサポートした経験が豊富な転職アドバイザーが在籍していることから的確なアドバイスをもらうことが出来ます。
過去に面接でどんなことを聞かれたのかなどといった情報も持っているので、ぜひ転職サイトを活用して転職活動を有利に進めましょう。
そこで、ここではゼブラへの転職におすすめの転職サイトを紹介します!
掲載される求人は時期によっても異なりますので、非公開求人を含めてゼブラの案件があるかは、エージェントから最新の情報をもらうようにしましょう。
マイナビ営業エージェント
マイナビ営業エージェントには、営業職の転職に精通したプロのキャリアアドバイザーが多数在籍しています。
登録後から内定・入社・アフターフォローまでレベルの高いサポートを受けられますよ。
ゼブラでは営業の募集がかかることもありますから、営業職を狙っている人はこのような特化型のエージェントを選ぶのもおすすめです。
マイナビグループだからこその蓄積したノウハウを活かし、大手企業への転職をバックアップしてくれます。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、就職や転職全般に強い大手転職サポートサービスとして有名ですね。
業界のノウハウを熟知しているコンサルタントが大勢所属しているのが特徴です。
安定した実績を上げてきているため、信頼できる転職エージェントとして評判があります。
非公開求人も豊富で、ゼブラなどの大手企業の案件や質の高い求人に出会える可能性が高いです。
indeed(インディード)
indeedは他の転職サイトとは少し仕組みが違っており、世界各国の転職サイトに掲載されている求人をまとめて検索することが出来るgoogleやyahoo!のような転職特化型検索エンジンです。
そのため、日本国内だけでなく海外の求人もまとめてチェックすることが出来ますし、ゼブラ以外の文具メーカーの求人をチェックするにもかなり便利と言えるでしょう。
検索機能に関してもかなり絞ることが出来るので、希望する条件をこだわりぬいて検索することも出来ますし、色々な転職サイトの求人を検索出来るためにマニアックな求人も見つけやすいです。
サイトの造りもかなりシンプルなので、転職サイトがなかなか使いづらいと言う方におすすめの転職サイトと言えるでしょう。
ハイキャリアにおすすめの転職サイト・エージェント
ハイキャリアの転職をする際におすすめの転職サイト・エージェントも見ていきましょう。
紹介するのは、大手求人や好待遇の求人を多く扱うハイキャリア転職を得意とする転職エージェントです。
ゼブラのような質の高い求人の紹介を特に期待できる転職サポートサービスですから、非公開求人の内容を確認するためにも登録してみることをおすすめしますよ。
パソナキャリアハイクラス
各業界に特化したエージェントが在籍していて、利用者の希望に合わせて的確なサポートをしてもらえるのがパソナキャリアハイクラスです。
業界・業種ごとの最新の採用トレンドに詳しいコンサルタントによる、転職希望者の目指したい企業に合わせた情報提供や面接対策などのサポートを受けられますよ。
また、パソナキャリアハイクラスでは転職者の3人に2人の年収アップを実現させた実績を持っています。
それだけ質の高い求人をそろえているということでもあり、非公開求人も豊富なため、ゼブラの案件に出会える可能性も高いでしょう。
JACキャリア
JACキャリアは、20代のハイクラス転職に強い転職エージェントサービスです。
ハイクラス転職はミドル世代というイメージが強い中、若手世代の転職に力を入れているのがポイントですね。
取り扱い求人の質も高く、メーカーの求人も取り扱いがあるので、ゼブラの案件も紹介してもらえる可能性がありますよ。
20代でも転職でキャリアアップしたい、初めての転職だけど失敗はしたくないという方にはピッタリです。