貿易は個人でも気軽に始められるビジネスのひとつとして注目されていますが、実際に儲かるかどうか気になる方もいるでしょう。
結論から言うと貿易が儲かるかどうかはやり方次第です。
そこで今回は、貿易が儲かると言われる理由や必勝のコツについてご紹介します。
【実績】2024年ベストベンチャー100会員│プライバシーポリシー取得
貿易が儲かると言われる理由
ここでは、貿易が儲かると言われる理由についてご紹介します。
競合が少ない
貿易は外国の取引相手との取引が生じることからある程度の語学力が必要であり、そもそもライバルが少ないといった面があります。
国内のせどり・転売は日本人との取引が主なため、誰でも気軽に始められます。
国内ビジネスと比較すると、外国語ができなければ商品の仕入れや販売ができません。
競合が少ないことから、貿易は十分に儲かるチャンスがあるといえるでしょう。
国内製品は海外に出回っておらず高値で売れる
貿易ビジネスの基本は、日本の良いものを海外に販売し、日本にはない海外の良いものを国内で販売することです。
とくに海外では日本製品の流通が少なく、国内では海外製品があまり普及していません。
需要がある商品は希少価値が高まり、相場よりも高い価格で取引されることがよくあります。
時には商品がプレミア化し、通常価格の何倍もの値段で取引されることもあります。
国内市場でのせどりや転売は同じ商品が競合するため価格が高騰しにくいですが、貿易ビジネスでは商品が高値で取引されるため、利益を上げられる可能性が高いでしょう。
為替の影響で利益が変動するから
貿易ビジネスにおいては為替の変動が利益に影響を及ぼすことがあり、為替レートが変わると利益も大きく変わる可能性があります。
例えば、1ドル110円と130円では、仕入れ価格が同じでも、販売価格が異なるため、為替の変動によって利益が1,000円も変わることがあります。(130円の場合の方が利益が高い)
貿易ビジネスは為替の変動によって利益が変わるため、貿易は儲かる可能性を大きく秘めています。
貿易が儲かる輸入ビジネスのパターン
ここでは、貿易が儲かる輸入ビジネスのパターンについてご紹介します。
独占販売権
輸入ビジネスにおいて日本国内の独占販売権を取得すると、他に同じ商品を取り扱う競合を排除することができます。
独占販売権とは特定の商品を一定のエリアで独占的に販売できる権利のことを指します。
たとえば、商品Aは日本でB社だけが販売できる、という契約を、商品Aのメーカー(もしくは販売元)とB社が結ぶことで成立します。
とくに国内で特定の商品を取扱えるのは自社だけとなると、必ず自社を経由して商品が国内で流通することになるため希少性が高まります。
国内における独占販売権を獲得するためにはまず、日本で販売されていないこともしくはなるべく類似品のない商品を選ぶことがポイントです。
またある程度ユーザーの需要が高い商品を選ぶことも重要です。
トレンドや国内未発売の商品
輸入ビジネスで儲けるには、トレンドや国内未発売の商品を狙うのもひとつです。
目新しい商品とは具体的に日本未発売、日本未上陸など今までにない商品のことを指します。
またはもともと市場には存在していたけど、新しいターゲット層に向けて再定義したり、新しいコンセプトや切り口でアップデートした商品などもおすすめです。
貿易ビジネスでは一般的に同じ商品が長期間売れる可能性は低いといわれています。
したがって年代ごとのトレンドに合わせた商品を販売することで、継続的に収益を上げることができます。
実際、貿易ビジネスで成功する人は、トレンドに敏感で常に情報収集をしていることがほとんど。
例えば、毎日販売サイトの売れ筋商品を確認したり、SNSで流行しているものをリサーチしたりして情報収集をしてみてください。
ブランド・オリジナリティのあるもの
貿易ビジネスの起業で儲かる人の中には、オリジナル商品を販売しているといった共有点があります。
反対に既製品のみを取り扱っている場合、他のライバルも同じものを販売している可能性が高いです。
他社商品や類似商品と差別化するには、商品にブランド名を冠したり、スペックや機能、デザイン面において他社が真似できない圧倒的なオリジナル性を打ち出すのがおすすめです。
もしくは意匠権や特許権、商標権などの権利で保護されていればより販売展開がやりやすくなります。
自分のオリジナル商品を販売すると、他に出品している人がいないので迷わず購入されやすくなるメリットがあります。
したがって他の出品者と差別化したい方はまず、オリジナル商品の販売を検討してみてください。
ただし、オリジナル商品と言ってもある程度の実績と需要がなければ、購入されにくいのでそこは注意が必要です。
個人貿易の平均年収とは
個人で貿易ビジネスを始める場合、初心者だと年収約10~50万円、中級者で年収100~600万円、上級者だと年収1,000万円以上稼げる可能性があります。
もちろん個人の能力や商品によって稼げないケースやもっと稼げるケースもあります。
貿易で儲けるためのコツ
ここでは、貿易で儲けるためのコツについてご紹介します。
これから貿易を始めようと検討している方はぜひ参考にしてみてください。
目標を設定している
貿易で設けるにはまず自分の目標を決めましょう。
目標を明確にすることで、達成するための計画をより細かく立てられます。
たとえば「1年後に月100万円の利益を上げる」など、できるだけ具体的なものを設定するのがおすすめです。
ゴールから逆算して小さな計画を立てていくと、自分のやるべきことが見えてくるはずです。
商品のリサーチに時間をかける
貿易ビジネスの起業で儲かる人は売れる商品を仕入れるため、時間をかけてリサーチをしているといった共通点があります。
そもそも貿易で儲けるにはニーズがある商品を販売することが必要不可欠であり、売れる可能性がある商品を仕入れなければ中々利益に結びつきません。
リサーチを怠って売れないと在庫を抱えることになり、仕入にかかったお金が無駄になってしまいます。
たとえば販売先のサイトで売り切れ商品を検索してみると、どのような商品が購入されているのかやトレンドなどをこまめにチェックしておくことをおすすめします。
適切な販売方法を選んでいる
貿易ビジネスでは適切な販売方法を選択しなければ、利益につながりません。
例えば日本製品を海外に売る場合、越境ECを使うのか自社のネットショップを開設するのかを決めることになります。
もしはじめて貿易ビジネスをおこなう人で迷っているのなら、すでに登録会員がいる越境ECを利用するのがおすすめ。
実績がなくても多くのユーザーに出品ページを閲覧してもらえる可能性があるので、比較的売れやすいけいこうにあります。
貿易ビジネスで儲けるには、自分の目的に合った販売方法を選ぶことが大事です。
売れている人の真似をしてみる
初心者がいきなり独自の方法で貿易を行っても、なかなか上手くいかないことがほとんどです。
実際貿易ビジネスの起業で儲かっている人ほど、はじめはプロフィール設定や販売商品など、売れている人の真似をしている傾向にあります。
売れている人を真似することで、初心者でもスムーズに成果が出たり、利益につながるポイントを把握できます。
たとえば、プロフィール文の内容や販売している商品のジャンル・画像・タイトル・説明文についてチェックしてみてください。
徐々に実績が溜まってきたと同時に独自の方法を組み入れることによってライバルとの差別化ができていくはずです。
ニッチなジャンルを狙う
貿易ビジネスで設けるには王道ではなくニッチなジャンルを狙うのがひとつです。
なぜなら王道のジャンルは競合がすでにあり、他の方の出品ページに埋もれる可能性があるからです。
したがって他の方が出品していないニッチなものを販売することで、売れる可能性が高まるでしょう。
ただし、ニッチなジャンルになるほど、購入者が少なくなるのも事実です。
ニッチな商品のみを狙うのではなく、王道のジャンルも並行して出品してみることをおすすめします。
利益計算をしたうえで販売価格を決めている
貿易ビジネスを始める際には、自分の望む利益を考慮して販売価格を設定することが重要です。
利益計算を事前に行うことで、商品の返品や為替変動などの予期せぬ出来事が起きても、赤字になるリスクを減らせます。
利益計算は以下の計算式で求められます。
収益-費用=利益
貿易ビジネスにおいて販売価格を決定する際には、自身が得たい利益をしっかりと計算することが必要です。
もし販売価格が市場価格より高い場合は、送料やセール、在庫処分などを活用して仕入れコストを削減する方法を検討してみてください。
外注を活用する
貿易ビジネスの起業で儲かる人は、外注をうまく活用しているといった特徴があります。
やはり全ての作業を1人で行おうとすると、どうしても時間や体力が足りなくなります。
外注を活用することによって作業分担ができるので作業効率アップや収益増加につながるメリットがあります。
ただし、いきなり全ての作業を外注するのは危険です。
外注するとしてもはじめのうちは出品作業や発送作業といった単純なものから外注するのがおすすめです。
貿易ビジネスを継続している
貿易で儲かるには、継続して行うことが何よりも重要です。
貿易ビジネスは1週間や2週間で成果が出るものではありません。
半年~1年など、長い期間、継続して行うことで実績が出て少しずつ稼げるようになります。
そのため、すぐに成果が出ないからと言って簡単に諦めず、長い目で様子を見るようにしてみてください。
ターゲットを明確にする
貿易ビジネスのターゲットを明確にすることで貿易が成功しやすくなります。
ターゲットをあらかじめ設定しておいたうえでユーザーが求める商品を販売したり、集客をしたりといった戦略を立てやすくなるでしょう。
反対にターゲットを明確にできないと、ユーザーが求めていることと自分が販売する商品で売れにくくなるリスクがあります。
ターゲットを設定する際はまず、どのような人や年代、ニーズを持った人に商品を届けたいのかを具体的に考えてみて下さい。
売れるコツを抑えて貿易で儲けよう
今回は、貿易が儲かると言われる理由や必勝のコツについてご紹介してきました。
貿易ビジネスは取引内のやり取りを外国語で行う必要があることから競合が少なく、比較的儲かるチャンスが大いにあります。
また、希少性が高い商品やオリジナリティのある商品を取り扱うことで、さらに利益をあげられることも。
これから貿易ビジネスで起業をする方は、今回の記事を参考にぜひチャレンジしてみてください。