採用から人材育成、社内風土まで。東晶貿易が創り出す唯一無二の組織論を採用責任者が情熱的に語り尽くす

東晶貿易IT事業の創業期に入社した福田秀憲取締役。ご自身のキャリアを振り返りながら、会社の歴史、企業文化や大切にしているマインド、独自制度や採用スタイルへの想いを語っていただきました。


<プロフィール>
福田 秀憲さん(Hidenori Hukuda)

取締役CHRO 兼 統括部部長

2001年に父親が経営する会社に入社し、後に事業を継承。2010年2月、東晶貿易入社。営業・総務・経理・SEO記事のライティングなど、あらゆる業務を担いながら組織体制を構築。現在は、採用責任者と統括部の部長を兼務している。社長の大泉弘晶、取締役の山本幸雄とは高校の同級生。また、プライベートでは、男子プロバスケットボールリーグBリーグ所属のチームでアシスタントコーチを務めている。

高校時代の遊び仲間からビジネスパートナーへ。東晶貿易のビジネス変遷

ーどのような経緯で入社されたのですか?

社長の大泉と取締役の山本とは高校の同級生で、卒業後も一緒に遊ぶ仲でした。私は、2001年に大学を自主退学して父の仕事を手伝うようになり、2007年、25歳の時に会社を継ぎました。東晶貿易の創業は1995年ですが、大泉と山本がWEB事業をスタートさせたのも2007年なので、同じ年に大きな転機があったと言えますね。

IT業界未経験のふたりでしたが、抜群の行動力を発揮し、翌年にはITエンジニアの尹(イン)取締役と出会い、中国でのオフショア開発を開始しています。その後も公私で付き合いが続き、2010年2月に私も東晶貿易に入社しました。

ー東晶貿易の事業はどのように変化していったのですか?

WEB事業の開始直後は、HP制作やシステム開発が中心でしたね。最初の取引先は私の会社で、HP制作を依頼したのを覚えています。2009年頃からはSEO対策代行やアフィリエイト、現在の主力事業であるインターネットメディア事業は2011年頃から本格的にスタートしました。

IT業界全体の変化もありますが、東晶貿易の事業は変化し続けています。クライアントのWEBサイトをつくるから、上位検索されて見てもらうための施策へ。さらに、インターネットメディアを運営して、エンドユーザーがクライアントのサービス・商品の購入や問い合わせ機会の創出へ。デジタルマーケティングでクライアントの売上・利益に貢献すべく、手段を模索・変化させながら事業を拡大させてきました。

他社の真似はしない。まずは「自分たちでやってみる」精神を貫き築いた独自スタイル

ー入社後はどのような仕事を経験されましたか?

入社当時、日本のスタッフは大泉、山本、私の3人だったので明確に役割があったわけではありません。営業をしたり記事のライティングをしたり、とにかくできることは何でもやりました。徐々に人や仕事が増えていくと、自然と経理や総務などバックオフィス系の業務を私が担当するようになり、現在は採用責任者としての役割も担っています。

ー事業の拡大、社員数の増加に合わせて採用活動も変化してきましたか?

もちろんです。新卒採用を開始したり、学生の長期インターン制度を導入したりと、常に変化させてきました。2024年からは成長を加速させるために、プロパートナー(プロ人材)の採用も始めました。

ー東晶貿易では一括採用を行わず通年採用。1人ひとりと向き合うことを大切にし、採用フローの中には「就業体験」があります。このような独自の採用スタイルを貫くのには理由があるのですか?

どんなことも、まずは「自分たちでやってみよう」という考えが根底にあり、採用でも常に東晶貿易ならではの視点を持っています。社会的には新卒の一括採用、集合研修、ジョブローテーション後に本配属といったスタイルが定着していますが、そういった概念にとらわれず、東晶貿易ならではの採用活動を行っています。

具体的には、私たちが求めるのは東晶貿易の社風やキャリアプラン、経営理念や行動指針に共感してくださる方と非常に明確です。入社後のミスマッチを防ぐために私との個人面談ではこれらを伝え、社長面談から内定までの間に就業体験、つまりインターン期間を設けています。1日の場合もあれば1カ月になることもありますが、一緒に働くことになる仲間や会社の雰囲気に実際に触れていただきます。その後、内定、入社という流れが主です。何か決まったルールに基づき決定するのではなく、1人ひとりと対話することにこだわりを持ち、大切にしています。

ー福利厚生も東晶貿易らしさが詰まっていますね。

福利厚生も一般に流通しているサービスを導入するのではなく、東晶貿易ならではの特典を用意して、社内のエンジニアがシステムをつくっています。
オリジナルの福利厚生制度は、勤務時間に合わせてポイントが貯まりさまざまな特典に交換できます。50ポイントなら「昼休み1時間延長パス」「フレックスパス」、100ポイントで「提携スポーツジム1ヵ月無料」。他にも、定期的に開催されるゴルフコンペで使える特典、資格の受験費補助やカタログギフトなどもあります。もちろん、法定福利厚生を遵守した各種制度は導入しています。

採用市場から求められる人材へ。東晶貿易が掲げる育成制度「トップキャリア」

ーキャリアプラン「トップキャリア」について教えてください。まず、どのような経緯で考えられたのでしょうか?

東晶貿易には「トップキャリア」「ルーフショット」「ムーンキャリア」など、人材育成や目標に関する言葉がいくつか存在します。考え方自体は以前から存在していましたが、しっかりと共通認識を持つために、2024年に言語化しました。

例えば、売上1,000万円を達成した翌月の目標は、「1,100万円ではなく1億円」と設定します。数字だけ見ると達成が難しく、達成する気のない目標に見えてしまいます。しかし、この言葉裏には、目標を1億円にすれば1,200万円を達成できるかもしれないし、限界値を決めないといった想いが込められています。

どんなに強く熱い想いを持っていても、正しく伝わらないと意味がありません。そこで誕生したのが「トップキャリア」という考え方です。これは、東晶貿易の人材育成制度の総称であり、社内ではエースクラス、そして社会から求められる人材を示します。入社後は「トップキャリア」を目指して、さまざまな経験を積んでいただきます。

また、達成すべき目標を「ルーフ(屋根)ショット」、トップキャリアの先にありキャリアの最終到達点とも言える高い目標を「ムーンキャリア」と呼んでいます。「ムーンキャリア」は永遠に挑戦し続け、努力を重ねる覚悟を持つ人が目指せる特別な領域だと考えています。会社としては、こうした成長・成功に向けての支援を惜しまない方針です。

ー「トップキャリア」への道しるべ、成功・成功へのヒントとして行動指針が定められています。この指針は、福田取締役の行動にも影響を与えていますか?

もちろんです。私は、7つの指針のうち「責任をもってコミットする」をもっとも意識しています。多岐にわたる業務を担う中で集中力が分散し、思うように成果をあげられない時期がありました。でも、行動指針を胸に刻み、一つひとつの業務と向き合うことで、質の高いアウトプットを生み出せるようになったと感じています。採用においては、「スキルや適性を見極める」から、「応募者が長期的に活躍できるように全力で支える」へと、考え方も大きく変わりましたね。

業務をこなすのではなく、1人ひとり、1つひとつのタスクと真摯に向き合い、パッションを持って取り組む。この姿勢が自分自身はもちろん、組織全体の成長を支える原動力になればとも思っています。

オフィスは熱狂の場であり革新の源泉。社内イベントは共有・成長・交流の時間

ー働きやすい環境を整え、オフィス出勤を原則としています。対面でのコミュニケーションにこだわる理由、メリットを教えてください。

個人作業が多くリモートで完結することも可能ですが、それではトップキャリアやムーンキャリアを目指すことはできません。顔を見て意見を出し合い、時にぶつかり合うことで生まれるアイディアや突破力、パッションやエネルギー、仲間から刺激を受けることなどすべてが成長や成功の秘訣だと考えています。

オフィス内には、ワークスペースだけでなくカフェテリアも備えています。さらに、さまざまなイベントが開催できるスペースも設けるなど、対面でのコミュニケーションを取るための環境と企画も用意しています。

ーどのようなイベントが企画・開催されていますか?

「共有」「成長」「交流」を目的とした多彩なイベントを実施しています。

例えば、四半期ごとのキックオフミーティング。各部署が最新情報を共有し合い、刺激を与えることで組織全体や個人の成長を促すと同時に、他部署にどのように貢献しているかを知る機会にもなります。7月と12月に行われる表彰式は、個人やチームの努力と成果を称え、モチベーションを高めることが主目的。さらに成功事例を共有することで挑戦のヒントを得る機会になることを目指しています。

他にも、家族も参加できる社員旅行、ランチタイムに開催されるハロウィンやクリスマスなどのイベントは、普段接点の少ない部署の人とのコミュニケーションを活性化し、新しいつながりを生む場になっています。

こうしたイベントは企画も運営も社員が参加しているのですが、それは決して業務の延長ではありません。自身の役割や価値を認識し、次の挑戦への意欲を育むための大切な機会だと捉えています。東晶貿易は、個の成長・成功だけでなく、チームの結束力を強化し、より高い目標の達成を目指す環境づくりを大切にする会社です。

求む! ハードシングスに共感し努力を厭わない。経験に価値を見出し挑戦を楽しめる人

ー最後に、どんな人が活躍できると感じていますか?

東晶貿易には、誇るべき「成長を加速させる独自の組織風土」があります。明確なビジョンと行動指針を基盤に、あえて困難や課題に挑むことで、真の成長を引き出す独自教育プログラム「ハードシングス」を通して社員の成長を徹底サポートしています。

経営理念や風土に共感いただき、挑戦を楽しみながら自らを進化させ、仲間と共に成長を支え合える人が活躍できると確信しています。

東晶貿易の採用サイト https://www.tosho-trading.co.jp/recruit2/

東晶貿易「7つの行動指針」https://www.tosho-trading.co.jp/recruit/column/interview-008/

(インタビュー日:2025年1月20日)